ジョニ・ミッチェルは1971年にリリースされた“River”のミュージック・ビデオが初めて製作されている。
“River”は名作『ブルー』に収録されている楽曲で、長年にわたってクリスマスの定番曲となってきた。
“River”のミュージック・ビデオはマトヴェイ・レザノフ監督とスカズカ・スタジオによるアニメーションのもので、白い画面にインクをこぼしたかのように黒い飛沫が飛び散り、それが水面を眺めるジョニ・ミッチェルのポートレートになっていくものとなっている。
その後、ビデオはジョニ・ミッチェルが河でアイススケートをし、河が割れると、暗い空に枝が伸びていくものとなっている。プレス・リリースによれば、ミュージック・ビデオは「楽曲の持つ孤独なムードとジョニ・ミッチェルの画家としての多作な創造性に敬意を表している」という。
“River”のミュージック・ビデオはこちらから。
ジョニ・ミッチェルは声明で次のように述べている。「“River”は恋愛の終わりにおける後悔と1人のクリスマスを表現しています。クリスマスに1人でいる人のためのクリスマス・ソングです。私たちにはこういう曲も必要です」
12月22日にジョニ・ミッチェルは今年のケネディ・センター名誉賞を受賞したことを受けて、トリビュート・コンサートが開催されている。トリビュート・コンサートではエリー・ゴールディング、ノラ・ジョーンズ、ブリタニー・ハワードらが最も好きなジョニ・ミッチェルの曲を披露している。
ジョー・バイデン大統領はスピーチで次のように述べている。「あなたの言葉とメロディーは私たちの心の最も深い部分に触れてくれます。彼女は自由奔放に愛する能力を持ち、私たちを受け入れて、非常に個人的なことでありながら普遍的な形で共有くれるという形でそれを行うのです。多くの人が彼女の曲を聴いて、自分のことだと思うのです」
ジョー・バイデンは『ブルー』を「史上最高の作品の一つ」として「幅広い人間性と苦悩の感覚、どうやって克服してどうやって愛するかに触れています」と述べている。
ジョニ・ミッチェルはミュージケアーズの2022年のパーソン・オブ・ザ・イヤーにも選出されている。
グラミー賞を開催するレコーディング・アカデミーのチャリティ部門であるミュージケアーズによってトリビュート・コンサートがロサンゼルスで2022年1月29日に開催されることが決定している。
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