ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーは前のマネージメントであるYM&Uグループから契約違反で250万ドル(約2億8000万円)を求める訴訟を起こされている。
米『ビルボード』誌が入手した訴状によれば、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーがBMGとの1000万ドルの契約やブラヴァドとの150万ドルのマーチャンダイズ契約など、「バンドに代わって交渉した複数の有益な契約」についての手数料を支払っていないとYM&Uグループは主張している。
4人のメンバー全員のほか、現在のマネージャーであるベンジャミン・エヴァンス、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー・ツーリング・アームが被告に挙げられている。ハワード・キングとスティーヴン・ロスチャイルドを弁護士としてYM&Uグループは250万ドルとベンジャミン・エヴァンスに対する金額非公開の懲罰的損害賠償を求めている。
訴状は12月17日にカリフォルニア最高裁に提出されており、ハワード・キングとスティーヴン・ロスチャイルドはファイヴ・セカンズ・オブ・サマーが支払うべきものを支払わないようにマネージャーのベンジャミン・エヴァンスが「悪意、嘘、抑圧をもって行動を起こした」と主張している。
さらに弁護士は「ベンジャミン・エヴァンスとファイヴ・セカンズ・オブ・サマーのアドバイザーは数カ月間にわたって支払いを拒否することでプレッシャーをかけて大幅に支払い金額を減らすことができると考えていた」と述べている。
ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーは今年2月から9月まで7ヶ月にわたってYM&Uグループと契約していた。同社はファイヴ・セカンズ・オブ・サマーとはBMGとの契約のアドバンスとなる550万ドルのうち15%の82万5000ドルを支払うことで合意していたが、契約を締結する直前にYM&Uグループとの契約を解消したと主張している。
ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーは義務を放棄したと見られており、彼らの弁護士はYM&Uグループに支払うべき金銭を一切支払わないという手紙を送ってきたという。「その理由はファイヴ・セカンズ・オブ・サマーが原告との契約を終わらせたタイミングは原告に提供させた価値ある労働への対価を支払わなくてもいいものだったという根拠のない主張だけでした」
ベンジャミン・エヴァンスはファイヴ・セカンズ・オブ・サマーがYM&Uグループと契約する前からマネージャーとして契約しており、YM&Uグループを離れた後マネージャーとして復帰している。
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