ビョークは“Stonemilker”の3Dビデオを観るために特別にデザインされたアプリをアップル・ストアで公開している。このビデオは以前にニューヨークとロンドンで開催された展覧会で、360度パノラマ・スクリーンの体験型の形で展示されていた。
ビデオは今年6月にYouTubeでも公開されており、新しいアプリは体験型に作り直す形でデザインされている。
“Stonemilker”は、今年1月にリリースされた『ヴァルニキュラ』のオープニング・トラックで、ビデオはビョークの故郷であるアイスランドでアンドリュー・ハングによって撮影されており、360度のストリングス・バージョンとなっている。今回のアプリでは3Dゴーグルを使うことで、展覧会と近い体験が可能になるという(詳細はこちらから)。アプリは付属品なしの場合、2Dの形でiPhoneやiPadで作動するという。
従来型の形でビデオを観たい場合は、YouTubeの360度視聴に対応しているブラウザで、以下で観ることができる。
先日公開された“Mouth Mantra”でも珍しいアングルが採用されており、このビデオでは同曲を歌うビョークの口の中を観ることができる。
また、つい先日、ビョークは“Stonemilker”のインスピレーションとなったものについても語っている。
「砂浜を歩いてて、行ったり来たりしてたんだけど、そしたら歌詞がひらめいたのね。手を加える必要もなかったわ。今回のアルバムの強さというのはその単純さなの。思ってたことをつい口に出しちゃった感じよね。そんなにクレヴァーになる必要なんてなかったのよ。むしろ、それに反対の形で取り組んだわ。思い浮かんだ最初の言葉でやってみるって感じだったの。たぶん、今まで書いたなかでも最も分かりやすいアルバムなんじゃないかな」
ビョークはこう続けている。「人々から感情を引きだそうとしている人についての曲なの。曲を通して感情の面で明快さと単純さを求めていて、物事を複雑で曖昧で不明瞭にしようとする人に語りかけてるのよ。『わたしはもっと簡単よ。そうなりたい? それともなりたくない?』ってね。単純明快であることを、ある種賞賛してるのよ」
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