パリ同時多発テロに関し、イーグルス・オブ・デス・メタルのことを「悪魔に影響を受けた」と述べたフランスの司祭が、批判を浴び謝罪を行っている。
11月13日に起きたパリ同時多発テロにより、イーグルス・オブ・デス・メタルのライヴが行われていたバクタラン劇場では、89名のファンが犠牲となった。
AFP通信によると、フランス北東にあるヴィッセンバッハ在住のフランソワ・シュナイダー司祭は、集会でイーグルス・オブ・デス・メタルについて批判を行っていたという。
苦情が寄せられたため、フランソワ・シュナイダーは次のように謝罪している。「ある音楽について述べたことで多くの物議を醸し後悔しています。大変不適切で不当な発言でした」
「私たちは、その芸術的表現の中に多様性や不可思議さを感じる場合、困惑してしまうことがしばしばあります」と司祭は続けている。
イーグルス・オブ・デス・メタルは12月7日、パリで行われたU2のライヴに出演している。バンドはボノに、「ロックン・ロールの治癒力を分け与えてくれた」と感謝し、パティ・スミスの“People Have The Power”のカヴァーを共に演奏した。
今月これまでに、バンドはパリのバクタラン劇場を再訪し、涙を流している。
またイーグルス・オブ・デス・メタルはテロを受けてキャンセルされていたヨーロッパ・ツアーの日程を新たに発表している。
この悲劇的な事件を受けて、バンドは今回ライヴ日程を2016年の初めに新たに発表している。ツアーは2月から3月にかけて行われ、8月にも開催される予定になっている。日程には、2月16日にオランピア劇場で行われるパリ公演も含まれている。
11月13日にバタクラン劇場にいたファンは、新たに日程が発表されたパリ公演に無料で入場できる。1月5日から20日の期間中にチケットの販売元に連絡を取りチケットを請求する必要がある。このツアー期間までにバタクラン劇場が再開する見込みは立っていない。
イーグルス・オブ・デス・メタルは2016年のレディング&リーズ・フェスティバルへの出演も発表されており、現在、来年における唯一のUKでのフェスティバル出演となっている。
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