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トラヴィス・スコットはアストロワールド・フェスティバルの事故を受けて彼に起こされた複数の訴訟を棄却するよう求めることになるという。

アストロワールド・フェスティバルのトラヴィス・スコットのステージの最中に観客が殺到したことで10人が亡くなって、数百人が負傷しており、ハリス郡では300近い訴訟がトラヴィス・スコットに対して起こされている。

米『ローリング・ストーン』誌の報道によれば、トラヴィス・スコットの弁護士は事故について彼に「法的責任」はないと述べている。トラヴィス・スコットは11件の訴訟でかけられた疑惑をすべて否定しており、弁護士は棄却を求めることになるだろうと述べている。

先日、ライヴ・ネイションとプロモーターのスコアモアは12月6日に提出した書類の中で自身に向けられた疑惑を否定している。アストロワールド・フェスティバルの開催地となったNRGパークを所有するハリス郡スポーツ&コンヴェンション・コーポレーションは棄却を求めていない。

フェスティバルの事故をめぐる訴訟が増加していることを受けて、双方の弁護士は1250人以上の原告がいる275件の裁判を一つに集約することで合意している。

この申し立ては現地時間12月3日にテキサス州最高裁判所に提出されたもので、弁護士は法的文書の中で「広域係属訴訟に関する合議体」と呼ばれるものを申請している。「ハリス郡の地方裁判所でも24件の裁判が申し立てられており、今後数ヶ月でさらに訴訟が起こされることが予想されます」

「この種の訴訟はまさにテキサス州の広域係属訴訟が適用されるべきものとなっています」と法的文書には記されている。「これらの訴訟をすべて1人の予審判事に移管し、予審手続きを統合・調整することで、重複した証拠開示をなくし、司法機関のリソースを節約し、矛盾した法的判断やスケジュールを回避し、すべての訴訟の公正で効率的な実施を促進することができます」

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