ドレイクは2022年のグラミー賞で2部門のノミネートを辞退したことが明らかになっている。
ドレイクは『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』が最優秀ラップ・アルバム賞に、フューチャーとヤング・サグが参加した“Way 2 Sexy”が最優秀ラップ・パフォーマンス賞にノミネートされていた。
しかし、『ヴァラエティ』誌によれば、ドレイクと彼のマネージメントはノミネートを辞退しており、2部門とも代わりのノミネートはいないという。
現時点でドレイクがノミネートを辞退した理由は明らかにされていない。
2022年のグラミー賞ではオリヴィア・ロドリゴのデビュー・アルバム『サワー』が最優秀アルバム賞にノミネートされたが、テイラー・スウィフト、ジャック・アントノフ、セイント・ヴィンセントはこれに伴うノミネートの権利を取り消されている。
オリヴィア・ロドリゴの“Deja Vu”がテイラー・スウィフトの“Cruel Summer”を参考にしたことから、ソングライターとしてテイラー・スウィフト、ジャック・アントノフ、セイント・ヴィンセントもノミネートされていた。
テイラー・スウィフトとジャック・アントノフはオリヴィア・ロドリゴの“1 Step Forward, 3 Steps Back”についてもテイラー・スウィフトの“New Years Day”を参考にしていることから、ソングライターとしてクレジットされている。
しかい、レコーディング・アカデミーはノミネートの条件を直接曲のソングライティングに参加した人物に制限しており、参考によるソングライティングのクレジットは除外するように規約を変更している。
また、マリリン・マンソンはカニエ・ウェストの楽曲“Jail”でグラミー賞にノミネートされたのが取り消されている。
一方、ドレイクは昨年ザ・ウィークエンドがアルバム『アフター・アワーズ』で一つもノミネートがなかったことを受けてグラミー賞を批判していた。
ドレイクは当時「影響を与えた音楽とこうした賞の断絶に毎年驚かされるようにしているのを止めるべきだ」と述べている。
「何度も合理的に考えれば、ザ・ウィークエンドが最優秀アルバム賞か最優秀楽曲賞にノミネートされるのは間違いないと言ったんだけど、そうはならなかったんだ」
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