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レディー・ガガは女性と音楽産業について語り、音楽業界には彼女の感じるジェンダーによる偏見が存在することを強く主張している。

レディー・ガガは、米『ビルボード』誌による「ウイメン・イン・ミュージック2015」で「ウーマン・オブ・ザ・イヤー・アウォード」を受賞している。12月18日に受賞スピーチの全文が米『ビルボード』誌で公開されている。

既にレディー・ガガが音楽業界について「クソ男社会」だと発言したことは報じられていたが、今回の全文で更なる文脈が明らかになっている。

「本当に言いたいのは、時折、女性として音楽業界にいるっていうのはすごく大変だってことなの。やってられないぐらいのクソ男社会って感じよ。ゴメンね、おばあちゃん。でも、そうなの。ずっと頑張ってきたわ。ずっと頑張ってきたのよ。ビジネスにおいて、わたしの身体よりもわたしの頭脳のほうを真面目に受け取ってもらえたらと思ってきた。今日ここにいるっていうのは、わたしのソングライティングやわたしの偉業が認められたってことよね。これはすごいことだわ。だって、取り組んでても、みんながわたしに音楽的背景があるって信じてもらえてる感じなんてなかったから。女性だからこそ自分のやってることを理解してるとみんなが信じてくれるとも感じなかったしね」

「だからこそ今夜のことは本当に重要なの。だって、女性は音楽に独自で特別な知性を与えているのよ。他の人々が持っていない視点を持っているの。だからこそ、わたしたちにとって人生はふさわしいものであり、わたしたちは他の人々とは違うやり方でその人生を生きているのよ。そして、最も重要なのは、それは正しいことであり、わたしたちは平等だってことなの」

また、彼女は音楽を作ることを援助してくれた家族に感謝し、ミュージシャンを生み出すのに家族の重要性を主張している。

「子供が音楽を作るのを援助してあげて。クリエイティヴな素質があるのであれば、それを否定させるようなことはさせないで。だって、それは本当に悲しくて、落ち込むことだから。そうした遺伝子を持って生まれたというのは、あなたの運命の一部なのよ。両親には本当に感謝してるわ。若い頃から自分自身を表現する権利を否定するようなことがなかったから。ありがとう」

レディー・ガガは先日、自身が10代の頃にプロデューサーにレイプをされた経験について語っている。

「7年間くらい、誰にも話さなかったわ。どう考えて、どう受けとめたらいいか分からなかったし、自分を責めるしかなかったの。あれは自分の失敗だったってね。この経験は私の人生を一変させた。私自身もまったく違う人間になってしまったわ」

「こういった経験をすると、身体への直接的な影響だけにはとどまらないの」レディー・ガガはこう続けている。「多くの被害者にとっては、トラウマになってしまうわ。何年たっても、ことあるごとに身体が受けたあらゆる苦痛が呼び起こされるの。だから、虐待やレイプを受け、あらゆる方法で心に傷を負った多くの人々は、精神面、それから感情面だけじゃなく、肉体的な苦痛にも苦しんでるのよ」

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