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タイラー・ザ・クリエイターは41歳で亡くなったファッション・デザイナーにしてDJのヴァージル・アブローに追悼の意を表している。

「アブロー氏はいろんなことに対して真のギークでした。彼のやったことのすべてにその情熱が滲み出ていました。聴いたこともない曲のセットにしても、飛行機の翼をパントンのカラーにしてしまった時も、彼は常に本気だったんだ」とタイラー・ザ・クリエイターはインスタグラムに投稿している。

タイラー・ザ・クリエイターは最も好きだったプロジェクトについて2020年9月にメルセデス・ベンツとのコラボレーションでGクラスを刷新した「ベンツ・Gワゴン」だったと述べている。タイラー・ザ・クリエイターは数年前からアフリカ姓の「オコンマ」を使い始めたのは、アブローの名前に「威厳があった」からだとしている。

「時にワイルドなアイディアが出ると、実現するには仲間の許可を取らなければならないこともあるんだけど、ヴァージル・アブローは常にチアリーダーだった。誰に対してもね。彼のドアを開く手は人々を中に招き入れ、外にいる次の人へと鍵を渡したんだ」

「彼の救いの手がどれだけのものだったか、彼に分からせてあげたかった。でも、彼の精神は今もある。それを感じるし、彼も分かってくれるんじゃないかな。ドアは開けられており、自分は挑戦を続けていくよ。彼はポンポンを降ってくれるだろう。僕らはそれを繰り返していく。安全な旅を」

ヴァージル・アブローは2年に及ぶ進行中のガンとの闘いを経て11月28日に亡くなっている。「ヴァージル・アブローは天才デザイナーであっただけでなく、先見の明のある人物でした。美しい心と素晴らしい知恵の持ち主でもありました」とLVMHのベルナール・アルノーは述べている。ヴァージル・アブローは2018年からルイ・ヴィトンのメンズウェアのクリエイティヴ・ディレクターを務めている。

カニエ・ウェストもサンデー・サービスでヴァージル・アブローに追悼の意を表しており、“Easy On Me”を彼に捧げており、ドレイク、ブロックハンプトンのケヴィン・アブストラクト、ボン・イヴェールも追悼の意を表している。

フランク・オーシャンも訃報を受けて声明を発表しており、彼から受けたサポートを振り返っている。「2016年にマイアミに行った時、君がビーチでDJをやっていて“White Ferrari”をかけたんだ。ドラムもない曲なのにね。そしたらシンガロングが始まったんだ」と彼は述べている。「デモを聴かせたり、ホーマーの物を見せたりしてもあなたは僕を励ましてくれたんだ」

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