レディオヘッド、ポール・マッカートニー、U2、グリーン・デイ、デイヴ・グロール、ノエル・ギャラガーらは新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けたミュージシャンを援助するためにギターをオークションに出している。
U2のギタリストであるジ・エッジやプロデューサーのボブ・エズリンが呼びかけたこのコレクションはミュージック・ライジングに寄付を行うものとなっている。ミュージック・ライジングは元々ハリケーン・カトリーナの影響を受けたミュージシャンを救うために2005年に立ち上げられたチャリティとなっている。今回、ミュージック・ライジングは新型コロナウイルスの影響を受けた人々を援助している。
「グローバル・アイコンズ:ア・ミュージカル・インストゥルメント・オークション・トゥ・ベネフィット・ミュージック・ライジング」は12月11日にロサンゼルスのヴァン・イートン・ギャラリーで開催される。入札はオンラインでも可能となっている。
他にもエルトン・ジョン、パール・ジャム、ジョー・ウォルシュ、ラッシュ、ロニー・ウッド、トム・モレロ、ジョーン・ジェット、ブルース・スプリングスティーン、ルー・リード、キングス・オブ・レオン、ジョニー・マー、アーケイド・ファイアのウィン・バトラーらが楽器を出品している。
米『ローリング・ストーン』誌によれば、U2のプライベート・コレクションからは2017年と2019年の『ヨシュア・ツリー』ツアーで“One”を弾く時に使われた2005年の限定レス・ポールなど貴重な品々が出品されるという。
.@RealMusicRising, co-founded by The Edge and Bob Ezrin are excited to finally announce the #GuitarIcons Auction: A Musical Instrument Auction which will take place this December 11th! The Edge will be auctioning his Gibson & Stratocaster. pic.twitter.com/OVTGwKXbRR
— U2 (@U2) November 24, 2021
ジ・エッジは2017年と2019年のツアーで“Bad”と“I Still Haven’t Found What I’m Looking For”を弾く時に使ったシグネチャーのフェンダー・ストラトキャスターも出品している。ボノは1992年の「Zoo TV」ツアーで“The Fly”と“Angel Of Harlem”を弾く時に使ったカスタムのギブソンES-175を出品している。
ポール・マッカートニーは70年代後半にウイングスのツアーで使ったヤマハBB-1200のベースを出品しており、ノエル・ギャラガーはハイ・フライング・バーズのツアーで使ったテレキャスターを出品している。エルトン・ジョンは約10年にわたってツアーで使ったサイン入りのヤマハMotif-8のキーボードが、ルー・リードは3本のギターが出品されている。
ロニー・ウッド、グリーン・デイ、ブルース・スプリングスティーン、キングス・オブ・レオン、ジョーン・ジェット、ジョニー・マー、トム・モレロ、ウィン・バトラーはサイン入りのギターを出品している。
ジ・エッジは次のように述べている。「残念ながら多くのミュージシャンやクルーがパンデミック以降、苦労が続いています。この何世代にも渡る鎖が壊れたら、いくつかのコンサートだけでなく、世紀を渡って続いてきたカルチャーを失ってしまいます」
「世界最高峰のミュージシャンがミュージック・ライジングに寄付を募るために寛大にも個人的に楽器を寄付してくれました。この美しい楽器をオークションで落札する機会になればと思います。落札されたお金はミュージシャンやクルーに届けられます。これからもみなさんの応援はミュージック・ライジングにとってかけがえのないものです」
U2は『アクトン・ベイビー』の30周年記念盤として特別なアナログ盤や大きなデジタル・ボックスセットをリリースすることを発表している。限定とスタンダードのアナログ盤が11月18日にリリースされており、12月3日にはリミックスやB面曲など50曲を収録したデジタル・ボックスセットもリリースされる。
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