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アデルは通算4作目となるニュー・アルバム『30』をリリースしないことも考えていたことを明かしている。

2015年発表の『25』に続く新作は11月19日にリリースされる。アルバムからは“Easy On Me”と“Hold On”が公開されている。

アデルは2019年にサイモン・コネッキーと離婚した余波を新作で掘り下げており、『30』についてこれまでで最もパーソナルで「繊細」なアルバムだと語っている。

アップル・ミュージックのゼイン・ロウとのインタヴューでアデルは次のように語っている。「曲を書いている時も、ミックスをしている時でも『このアルバムは出さないほうがいい。別のアルバムを書くべきだ』と思った時があったの」

彼女は次のように続けている。「音楽は自分にとってセラピーだったから、『よし、またヒット曲を作るわ』なんてスタジオに入ったことはなかった。私はそういう感じじゃない。自分を超えて圧倒されてパワフルなものがある時、スタジオに入りたくなる。だいたい地下で窓がなく、携帯も圏外でしょ。誰からも逃れることができるからね」

「基本的に逃亡だった。誰も私がアルバムを書いていることは知らない。吐き出さなきゃならなかったという感じね」

インタヴューでアデルは当初『30』を2020年にリリースしようとしていたが、新型コロナウイルスのパンデミックで延期したとも語っている。

「酔っ払って親友の結婚式でアルバムのリリースを発表してしまったの。『9月にアルバムが出る予定よ』って知らない人ばかりの場所で言ってしまったわけ」と彼女は振り返っている。

一部のバッキング・ヴォーカルとオーケストラを除いて、あの時点で『30』は完成していたとのことで、アルバムは「ここ数年の自分の人生にとってあまりにも不可欠な要素だったから出したかった」と語っている。

「というのもアルバムが出ることで、人生のこの章において最後のドアが閉まることになる。ちょっと引き伸ばされてきたようなところがあるからね」

アデルは11月21日にイギリスのITVで特番『アン・オーディエンス・ウィズ・アデル』が放送されることも決定している。

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