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ザ・ビートルズのジョージ・ハリスンとリンゴ・スターが参加した音源が屋根裏から発見されて、初めてオンエアされている。

BBCニュースの報道によれば、“Radhe Shaam”という曲はブロードキャスターのスレッシュ・ジョシーによって1968年に制作された楽曲となっている。この曲にはリンゴ・スターがドラムで、ジョージ・ハリスンがギターで参加している他、インド出身のミュージシャンのアーシシュ・カーンが参加している。

この楽曲は新型コロナウイルスによるロックダウンの中でスレッシュ・ジョシーの自宅で発見されており、リヴァプール・ビートルズ・ミュージアムで初お披露目されている。

同曲は11月10日にリリースされており、BBCラジオ・マージーサイドでもオンエアされている。

“Radhe Shaam”はザ・ビートルズが“Hey Jude”をレコーディングしていたロンドンのトライデント・スタジオでレコーディングされている。当時、スレッシュ・ジョシーは同じ建物で『ウェスト・ミーツ・イースト』というドキュメンタリーのための音楽を制作していた。

スレッシュ・ジョシーはその後ジョージ・ハリスンにシタールの弾き方を教えることになったラヴィ・シャンカールをジョージ・ハリスンに紹介している。

「時は流れて、ザ・ビートルズは解散して様々な問題が発生して、誰も曲をリリースしようとしませんでした」とスレッシュ・ジョシーは語り、ロックダウンで「やることがなかったから災い転じて福となしました」と述べている。

スレッシュ・ジョシーの友人であるディーパック・パタックはザ・ビートルズとの繋がりを知って、マスターテープを探すように勧め、見つかった後は“Radhe Shaam”を音楽プロデューサーのスーラジ・シンに送り、彼がテープを修復してミックスを行っている。

「この曲自体は私たちは一つで、世界は私たちのものだというコンセプトを中心としていました」とスレッシュ・ジョシーは語っている。「それは今回のパンデミックで私たちが痛感したことでもありますよね」

リヴァプール・ビートルズ・ミュージアムの支配人であるポール・パリーはスレッシュ・ジョシーを含む曲を聴いた100人は「この曲を気に入っていました」と説明している。

「それは素晴らしい時間でした。どこか別の場所に連れて行ってくれるのです。紛れもなくジョージのギターであり、彼が息を吹き返したかのようでした。リンゴのドラムも紛れもないものでした」

先日、ジョージ・ハリスンはジョン・レノンポール・マッカートニーと10代の頃にリハーサルをしたリヴァプールの子ども時代の家がオークションにかけられることが明らかになっている。

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