Ed Cooke

Photo: Ed Cooke

フォールズはニュー・シングル“Wake Me Up”がミュージック・ビデオと共に公開されている。

2019年発表の『エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト・パート1&2』以来となる新曲は先週からリリースが予告されていた。ファンクとダンスフロアの要素がバンド・サウンドと組み合わさった新曲はロックダウンへの「アンチテーゼ」を意識した曲となっている。

“Wake Me Up”のミュージック・ビデオはこちらから。

フロントマンのヤニス・フィリッパケスは“Wake Me Up”について次のように語っている。「僕たちは今までの軌跡の中で様々な音のパレットを実験してきた。今回はリズムとグルーヴとギターが絡み合う、バンドの元々の概念に立ち戻りたいという意欲があったんだ。音楽のフィジカルな面を掘り下げたいと思ってね。そして、とにかく気持ち良くなりたかったんだ」

ヤニス・フィリッパケスとバンドメイトのジミー・スミスとジャック・ビーヴァンはペッカムにある窓のない小さなリハーサル・ルームに集まり、コロナ禍で抑圧的となっている冬の真っただ中で曲作りを行ったということで、“Wake Me Up”はそうした環境が反映された曲になったという。

「牧歌的で今よりいいシチュエーションに自分を連れていく曲を書きたいとひたすら思ったんだ。この1年半の僕たちはみんな、非現実的なのにすごく影響されてしまうヘンな夢にうなされているような気分だったと思う。ここじゃないどこかで目覚められたらいいのにと願ったことが多々あったと思うんだよね」

“Wake Me Up”が収録されると見られている通算7作目のアルバムについてヤニス・フィリッパケスは「ダンス・アルバム」になると語っている。

「必ずしもファンクのベースラインがあるわけじゃなくて、違ったメディアがあるんだけどさ。でも、来年リリースされることになる曲はパーティーについて考えること、外出してパーティーすることから生まれた曲なんだ。アルバムはビーチに連れて行ってくれるんだよ。今回は今起こっていることへのアンチテーゼなんだ。紙吹雪のキャノンと手を宙に挙げるヴァイブがあるんだよ」

フォールズは4月にロンドン・オリンピアの4公演を含む全英ヘッドライン・ツアーを開始することが決定している。

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