ポーキュパイン・ツリーは通算11作目となる新作『クロージャー/コンティニュエイション』をリリースすることを発表しており、新曲“Harridan”を公開している。
ポーキュパイン・ツリーが最後にリリースしたアルバムは2009年発表の『ジ・インシデント』となっている。ポーキュパイン・ツリーは1992年発表の『オン・ザ・サンデー・オブ・ライフ』から2009年発表の『ジ・インシデント』まで10枚のアルバムをリリースしており、2010年10月にロイヤル・アルバート・ホール公演を行って活動を休止していた。
今回、スティーヴン・ウィルソン、リチャード・バルビエリ、ギャヴィン・ハリソンによるポーキュパイン・ツリーは新曲と共に復活を果たしている。新作『クロージャー/コンティニュエイション』は2022年6月24日にリリースされる。
ポーキュパイン・ツリーは声明で次のように述べている。「“Harridan”と一部の新曲は、『ジ・インシデント』のリリースから間もない頃から取り組んでいたものだった。当初はハード・ドライヴの中に、PT2012という名前の、ゆっくり中身が増えていったコンピューター・ファイルに保存されていた。のちにPT2015、PT2018と名前を変えていってね。存在すら忘れてしまった時期もあれば、どうなるか様子を見たいから早く完成させてくれと急かしてくるときもあった」
「出来上がったものを聴いてみたら、僕たちのこのバンド以外のどんな作品とも似ていないことが明らかだった。この楽曲の裏にある人々のDNAが相まって、これらのトラックは紛れもなく、間違えようもなく、明らかにポーキュパイン・ツリーのアルバムと言えるものが形成されつつあることを意味した。“Harridan”ではそのDNAのすべてがまっすぐ貫くように流れているのが聞こえてくるんだ」
“Harridan”の音源はこちらから。
『クロージャー/コンティニュエイション』は通常盤CD、黒またはカラー・ヴァイナル2枚組、限定版カセットで発売される。デラックスLPヴァージョンもボーナス・トラック2曲を擁し、音響マニアも認める透明の45回転アナログ盤LP3枚組で発売される。
デラックスCD&Blu-rayボックス・セットはボーナス・トラック3曲、インストゥルメンタル・ヴァージョン、ハイレゾ96/24ステレオ、5.1 およびドルビー・アトモス・ヴァージョンによるアルバムが特別なアート・ブックに格納される。
ポーキュパイン・ツリーは2022年秋に大規模なヨーロッパ・全英ツアーを行うことと発表している。 彼らにとってライヴは2010年10月以来となり、『クロージャー/コンティニュエイション』を引っ提げてのライヴ・パフォーマンスはこれ限りになる可能性が高いという。
ツアー日程は以下の通り。
2022年10月
21日(金) ドイツ / ベルリン / Max Schmelinghalle
23日(日) オーストリア / ウィーン / Gasometer
24日(月) イタリア / ミラノ / Forum
27日(木) スウェーデン / ストックホルム / Globe
28日(金) デンマーク / コペンハーゲン / Falkoner Theatre
30日(日) ポーランド / カトヴィツェ / Spodek Hall
2022年11月
2日(水) フランス / パリ / Zenith
4日(金) ドイツ / シュトゥットガルト / Porsche Arena
6日(日) ドイツ / オーバーハウゼン / KP Arena
7日(月) オランダ / アムステルダム / Ziggodome
9日(水) スイス / チューリッヒ / Halle 622
11日(金) イギリス / ロンドン / Wembley Arena
ポーキュパイン・ツリーは2022年秋に南北米とカナダでもツアーをする予定となっている。
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