アメリカのインディ・レーベル、バーガー・レコーズが女性のミュージシャンだけが出演するフェスティバルを今年の後半にカリフォルニアで開催する。
今年で2回目となる「バーガー・ア・ゴー・ゴー」は9月5日にカリフォルニア州サンタ・アナのライヴハウス、ジ・オブザヴァトリーで開催される。
出演者は会場の2つのステージに出演する予定で、キャット・パワー、ケイト・ナッシュ、キャスリーン・ハンナ率いるザ・ジュリー・ルインといったアーティストが出演する。
キム・ゴードンも出演する予定で、トゥモローズ・チューリップのアレックス・ノストとの新バンド、グリッターバスト名義で出演する。
カルツも出演者の中に含まれており、今後さらなる出演者が発表される予定だという。
昨年行われた第一回目にはベスト・コーストやダム・ダム・ガールズといったバンドが出演し、ライヴを行っている。
バーガー・レコーズは現在、ザ・ブラック・リップス、ザ・ガーデン、キング・タフといったアーティストの所属するレーベルとなっている。
このフェスティバルは男性偏重のラインナップとなっている大きな音楽フェスへの返答のように見える。
昨年『ザ・テレグラフ』紙に掲載された調査によれば、UKのフェスティバルにおいて女性は過小評価され続けているようだ。
2014年のレディング&リーズ・フェスティバルのラインナップにおいて、メンバーが全員男性のグループは55.81%にのぼり、男性ソロ・アーティストが24.41%、女性ソロ・アーティストが4.65%、メンバーが全員女性のグループは僅か0.56%に留まっている。
ワイト島フェスティバルではメンバーが全員男性のグループが54.71%、メンバーが全員女性のグループは3.77%となっている。
レディング&リーズ・フェスティバルを運営するフェスティバル・リパブリックの社長、メルヴィン・ベンはフェスティバルのラインナップがあまりにも男性偏重であるという抗議について述べ、「女性のバンドを端に追いやるような考え方は間違っている」と主張している。
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