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モリッシーは自身の処女作となる小説、『List Of The Lost』が2015年の悪名高きバッド・セックス・アウォードを受賞したことについて、コメントしている。

英『リテラリー・レヴュー』誌によるバッド・セックス・アウォードは毎年「フィクション作品における、たちの悪い性描写の一節」を表彰している。

モリッシーの小説は今年刊行されたが、特にその性描写については辛辣な批評にさらされていた。

小説の一節は以下の通り。「エリザの胸がエズラの大きく開けた口に向かって転がり、痛いほどに興奮している彼のモノは敬礼し、エリザの体の中心部分以外の全てをピシッ、バシッと叩きながら進んだが、彼は興奮を抑えていた」

モリッシーは12月1日に行われた授賞式には出席できなかったが、ウルグアイの新聞紙『エル・オブセルバドル』に対して、賞からは「一定の距離を保つのが一番」と語り、その理由として「人生にはいいことがたくさんあるから、こんな気持ち悪いホラーみたいなことを気にするのはもったいない」と語っている。

また、モリッシーは「俺にはたくさんの敵がいるが、みんなも知っている通り、そういう人たちが一番やりたいことは、俺が今までやってきたすべてのことを否定しようとすることだ」と話している。

モリッシーは先月(10月)に行われたチリのウェブサイトとのメールによるインタヴューのなかで、自身の小説に対する反応について、小説の内容についてのものよりも、自分が小説を書いたという事実に関するものの方が多いと語っている。

「俺は表現の自由を強く信じているから、批評家たちには彼らが言うべきことを言ってほしい。でも往々にして、批評というのは人間としての俺に対する攻撃であって、彼らが読んだ内容には何ら関係のないものになってしまうんだ」

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