GETTY

Photo: GETTY

レディオヘッドのトム・ヨークは2000年発表の名作『キッド A』の制作中に経験した創作上のスランプについて語っている。

トム・ヨークは『キッド A』と『アムニージアック』の再発盤である『キッドAムニージア』がリリースされるのにあたって新たなインタヴューを受けている。

オークション・ハウスのクリスティーズのインタヴューでトム・ヨークは映画監督のギャレス・エヴァンスと長年のコラボレーターであるスタンリー・ドンウッドと語り合っている。

『キッド A』の突破口を開こうと苦戦していたつらい時期についてトム・ヨークは次のように振り返っている。「『OKコンピューター』の時期が終わってツアーを終えて、自分はある種の迷宮に囚われていたんだ。その後は自問自答と自分のやったことすべてへの批判が続くこととなった」

「人々が自分に対してある種のやり方で物事を投影してくるような奇妙な状況に追い込まれたことから、そうなったんだよね。それに対処する適切なサポートのメカニズムがなかったんだよ。その多くを内面化してしまったんだよね」

彼は次のように続けている。「それで自分が停止してしまうことになったんだ。曲を書こうとしても、楽器の前に腰を下ろしても、いつでも固まってしまうようになった。そんな感じで、ずっと座って、“Everything in its Right Place”のリフをずっと弾いていたのを覚えている。そこから抜け出す方法について深く思いを巡らせようとしたけど、できなかったんだ」

『キッドAムニージア』は11月5日にリリースされる予定で、カセットテープや限定のレッドのアナログ盤など様々なフォーマットが用意されている。

『キッド A』と『アムニージアック』期に制作したヴィジュアル作品をまとめたトム・ヨークとスタンリー・ドンウッドによる2冊のアートブックが11月4日にリリースされることも決定している。

レディオヘッドのトム・ヨークは『キッド A』と『アムニージアック』の再発にあたってロンドンで開催される展覧会のキュレーションを共同で手掛けることが明らかになっている。

トム・ヨークとスタンリー・ドンウッドはアルバムのアートワークを手掛けているが、10月9日から15日までロンドンのクリスティーズ本社で「ハウ・トゥ・コンプリートリー・ディスアピアー」と題した展覧会が開催されることが決定している。

広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ