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ザ・チーフタンズのリーダーで、60年以上にわたってアイルランドの音楽を輸出してきたパディ・モローニが亡くなった。享年83歳だった。

訃報は10月12日にアイリッシュ・トラディショナル・ミュージック・アーカイヴによって発表されている。現時点で死因は明らかにされていない。

「黄金のフルートをもつ男」の通称で知られるジェームズ・ゴールウェイは追悼の意を表している。

「非常に素晴らしい友人にして仲間だったパディ・モローニが亡くなったと聞いて本当に悲しいです」と彼はツイートしている。「トラディショナルなアイリッシュ・ミュージックを大衆に届けるということに関してヴィジョンと情熱を持った人で、そのことについては永遠にその恩恵を受けることになるでしょう。大切にしたいと思っている素晴らしい思い出があります」

アイルランド大統領のマイケル・D・ヒギンズも追悼の意を表しており、トラディショナルなアイリッシュ・ミュージックを世界各地で人気にした彼の役割に賛辞を寄せている。

「アイルランドの音楽コミュニティならびに、彼らの作品に刺激を受けた世界各地のより大きなコミュニティは大きな悲しみと共に本日パディ・モローニが亡くなったことを知りました」

「イーリアン・パイプやバウロンといった楽器の圧倒的な技巧の持ち主だったパディはアイルランド音楽への興味という点でルネッサンスの最前線に立ち、アイルランドの音楽と文化に対する国際的な評価をもたらすことになりました」

「妻のサビナと私を代表して、アイルランドの人々を代表して、パディの遺族や友人に深いお悔やみを申し上げます。特に妻のリタ、子どものオェングス、パドレイグ、エイディンに申し上げます」

イメルダ・メイは次のようにツイートしている。「親愛なるパディ・モローニが亡くなったと聞いて本当に悲しいです。彼は私たちの存在でした。彼は私たちに自分たちの遺産を誇りに思わせてくれて、歓喜のエネルギーをもたらしてくれました。レジェンドとしてだけでなく、愛すべき人物として彼と知り合えて仕事ができたことが光栄です」

パディ・モローニは1962年にザ・チーフタンズを結成している。その数十年に及ぶキャリアの中でザ・チーフタンズはニューヨークのグラウンド・ゼロで行われた9/11の追悼式典や1990年にベルリンでロジャー・ウォーターズが行った『ザ・ウォール』のパフォーマンスの一環で万里の長城で演奏を行っている。

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