スパイス・ガールズは25周年を記念してユニバーサル・ミュージック・グループのブラバドと新たな契約を結んだことが明らかになっている。
複数年に及ぶ契約はブラバドがスパイス・ガールズのブランド、マーチャンダイズ、直接販売製品、ツアー、流通と小売ライセンスを管理するものになるという。
契約は1996年発表のデビュー・アルバム『スパイス』の25周年を記念したものとなっている。25周年盤『スパイス25』はA5のハードカバーの書籍型のパッケージに2枚のCDが梱包される形で10月29日にリリースされる。
「Wannabe 25」と題された最初のマーチャンダイズのラインが公式サイトで発表されている。マグカップやパーカー、ヴィンテージの“Wanabee”のTシャツなどが販売されており、価格帯は12ポンドから50ポンド(約1800円から7500円)となっている。
「25周年記念となる年にブラバドと再び仕事ができて興奮しています。そのチームとコラボレーションするのが楽しみです」とスパイス・ガールズは共同声明で述べている。
ユニバーサル・ミュージック・グループのグローバルEコマース部門の取締役であるリシェル・パーラムは次のように説明している。「スパイス・ガールズのパートナーとなって、新しく楽しみなプロダクト・ラインを作って、熱心なファンとの結びつきを拡大していけることに興奮しています」
「グローバルな流通のパートナーと協力して、彼女たちのブランド、スタイル、励ましのメッセージ、ストアを世界的に展開するつもりです。ブラバドは『スパイス25』のリリースにあたってユニバーサル・ミュージック・グループと密接に連携していき、彼女たちの栄光とカルチャーとしての影響力を今後にも拡大していければと思っています」
ブラバドのレイチェル・レッドファーンはスパイス・ガールズの「ポップ・カルチャーへの影響力は計り知れません」と述べている。「彼女たちは前向きさ、包括性、勇敢さ、多様性を体現しています。すべては大胆かつ愉快でエネルギーに満ちたパッケージで届けてきました」
レイチェル・レッドファーンはコラボレーションによってスパイス・ガールズとそのファンが「伝説的な彼女たちの地位を心から祝福できる」だろうと続けている。
25周年についてメラニー・ブラウンは次のように語っている。「私が望むことはゲイもストレートもブラウンもブラックもシャイな人も派手な人も自分自身であることを祝福して、自分に対して自由でいられるようにみんなが感じてほしいということなの」
「25年を経て望むのは、そうしたメッセージが力強くクリアに伝わることなの。最終的に愛こそがみんなの求めるものだというのが事実よね。スパイス・ガールズのアルバムを買ってくれた人、私たちを見るために雨の中で待っていた人、ピンクの服やジャージ、赤毛のかつら、ヒョウ柄のキャットスーツを身に着けていた人、ヴィクトリア風の唇をしていた人、すべての人に感謝したいわ」
1996年にリリースされた『スパイス』は女性グループによる史上最多売上を記録しており、“Wannabe”、“2 Become 1”、“Say You’ll Be There”といった楽曲が収録されている。
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