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メタリカは2001年のジェイソン・ニューステッドの脱退について「心構えができていなかった」ことを認めている。

1986年からメタリカに在籍していたジェイソン・ニューステッドだが、クリエイティヴ面でのインプットが欠けたことによる確執からバンドを脱退している。

今回、メタリカは違った考え方があって心構えができていれば、ジェイソン・ニューステッドはメタリカに在籍したままだったかもしれないと語っている。

「ジェイソンはメタリカを自分から脱退した唯一の人物なんだ」とラーズ・ウルリッヒはアップル・ミュージックのインタヴューで語っている。「統計としてはそうなんだけど、ジェイムズと僕の恨みは相当なものでね……辞めることなんてできない。辞められるのは俺たちが辞めさせたい時だけだと思っていたんだ。だから、当時はなんで彼が脱退したいのかを深く掘り下げる心構えができていなかったんだ。もちろん、今となっては20年後から見ているわけだからね。完全に理解できるんだ」

彼は次のように続けている。「俺たちで曲を書いて、俺たちで判断を下していた。全部俺たちでやっていたから、クリエイティヴなはけ口だったり、クリエイティヴな声を持てなかったんだろうね。だから、世に向けて自分を表現する満足感が得られることをやろうと思ったんだと思う。そのことに俺たちはムカついていて、そうした恨みでバンドを脱退することになったんだ。精神医学の入門編みたいなものだよね。でも、そうやって物事を見つめる心構えができていなかったんだ」

ジェイムズ・ヘットフィールドは次のように続けている。「彼には彼の立場があって、俺たちには俺たちの立場があったんだ」

2019年、ジェイソン・ニューステッドは自身がメタリカを2001年に脱退したことがバンドの存続を「可能」にしたとして語っている。

「あの時、俺が脱退していなかったら、今の彼らはきっとないだろうね。俺は当時、全員にとって何がベストなのかを分かっていたんだ。預言者とかではないにせよ、今後起こるであろうことが見えていたんだ。内部にあった不平は感じていたし、これからどんなことが起きて、それがどう広がっていくかが分かったんだよ。俺は彼らが抱えていた問題を知っていたんだ」

先日、ジェイソン・ニューステッドは『ブラック・アルバム』のデラックス・ボックスセットを開封する動画が公開されていた。

メタリカは『ブラック・アルバム』こと『メタリカ』の30周年を記念とした新刊『ザ・ブラック・アルバム・イン・ブラック&ホワイト』を刊行することを発表している。

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