ABBAは11月5日に約40年ぶりとなるアルバム『ヴォヤージ』がリリースされるのを記念して名曲10曲の和訳付きミュージック・ビデオがYouTubeで公開されている。
ABBAは新作に加えて、2022年春からテクノロジーを駆使したライヴがロンドンのクイーン・エリザベス・オリンピック・パークに独自に建造されたアリーナで行われることも発表している。
10曲のミュージック・ビデオはこちらから。
ABBAは新作について声明で次のように述べている。「私達が最後に一緒に音楽を作ってから、随分時が経ちました。実に約40年ぶりです。1982年春に活動を休止したのですが、そろそろそれに終わりを告げようと決意しました。前のアルバムと次のアルバムとの間に40年以上の間隔を空けるのは無謀だと言われています。それで私達は今回、前作『ザ・ヴィジターズ』に続く作品をレコーディングしました」
「実を言うと、再びレコーディングを行うことに、私達を駆り立てた最大のインスピレーションの源は、想像を絶するような、今までに見たことのない壮観なコンサートの制作に関わったことでした。来春、ロンドンの特設アリーナで、デジタルに再現された私達ABBA(アバ)が自分達の曲をステージ上で演奏する様子を、私達自身も観客席に座って見ることができるようになるのです」
先日、『ヴォヤージ』ツアーのプロデューサーたちはコンサートの制作について語っている。
コンサートにはプロデューサーのスヴァーナ・ジスラ(ビヨンセ&ジェイZのコンサートの模様を放映したHBOの特別番組を担当)、コレオグラファーのウェイン・マグレガー、ヨハン・レンク(デヴィッド・ボウイの“Blackstar”及び“Lazarus”のミュージック・ビデオを担当)、ベイリー・ウォルシュ(マッシヴ・アタックやブルース・スプリングスティーンを担当)ベニー・アンダーソンの息子であるルドウィグ・アンダーソン(映画『ダンサー そして私たちは踊った』を担当)が参加している。
ベイリー・ウォルシュは『NME』に対して初めてリハーサルをやった時のことを次のように振り買っている。「とんでもなかったよ。ストックホルムで撮影したんだけど、モーション・キャプチャーのレオタード姿だったんだ」
「なので不条理な感じだったんだけど、それはABBAだったんだ。4人がステージに歩いていった時は途方もなく感動したね。ある種の人々が集まった時に起きるケミストリーがあって、マジカルなことが起きたんだ。僕らがやるべきことはそれを捉えることだけだった。すぐにスーツの不条理さも乗り越えて、パフォーマンスを行って、日が経つにつれて、どんどんリラックスした雰囲気になり、ABBAになっていったんだ」
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