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コートニー・ラヴはニルヴァーナの『ネヴァーマインド』の30周年を記念して初めて同作について語るインタヴューを受けている。

1992年から1994年に亡くなるまでカート・コバーンと結婚していたコートニー・ラヴは『ロサンゼルス・タイムズ』紙のインタヴューを受けて、“Smells Like Teen Spirit”よりも「熱心に“In Bloom”をファースト・シングルにすべきだと思っている側だった」と語っている。

“Smells Like Teen Spirit”は1991年9月10日にシングルとしてリリースされている。一方、“In Bloom”はアルバムからの最後のシングルとして1992年11月にリリースされている。その間では“Come As You Are”が1992年3月に、“Lithium”が1992年7月にシングルカットされている。“Smells Like Teen Spirit”は急激な国際的なスターダムを獲得することになったニルヴァーナのブレイクのきっかけになったことで広く知られている。

コートニー・ラヴは『ロサンゼルス・タイムズ』紙に“In Bloom”をリード・シングルに選んでいたら、ニルヴァーナの前代未聞のブレイクはあそこまで激しいものにならなかったんじゃないかと考えていると述べている。

「なにもかもが『違っていたかもしれない』っていう考え方が好きなわけじゃないんだけどね。でも、“In Bloom”は物事を変えていたかもしれない。別の人が先に逝って、カート・コバーンが生きていたかもしれないのよ。エディ・ヴェダ―とか、よりよい環境にあった人がね」

コートニー・ラヴは“In Bloom”のほうが総合的に見ていい曲だと語っており、「お約束がない」と述べている。「“Smells Like Teen Spirit”のドラム・フィルは素晴らしいけど、Kレコーズっぽいところがあるのよね」

「(“Smells Like Teen Spirit”の草稿で)『Who will be the king and queen of the outcasted teens』という歌詞を見たけど、これも少しKレコーズっぽいところがある。『outcasted teens』という言葉は好きなんだけどね。彼の間違っている文法って私同様、魅力的なところがあるのよ」

ニルヴァーナは30周年を記念して『ネヴァーマインド』を再発することを発表している。オリジナルの半インチのテープを192khz/24ビットに変換したリマスター音源は11月12日にリリースされる。

デイヴ・グロールは『NME』による『ネヴァーマインド』の特集に登場して、あの当時は「毎日、新曲を次々と書いていった」と振り返っている。「もちろん、“Smells Like Teen Spirit”があんなことになるなんて予知できている人なんていなかった。車庫のような小さなリハーサル・スペースでロックしていただけだったんだ」

ニルヴァーナは『ネヴァーマインド』の30周年を記念してBBCで複数の番組も放送されている。

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