GETTY

Photo: GETTY

ステイタス・クォーの結成メンバーであるベーシストのアラン・ランカスターがオーストラリアのシドニーで亡くなった。享年72歳だった。

アラン・ランカスターの友人であるクレイグ・ベネットが投稿したフェイスブックによれば、アラン・ランカスターは多発性硬化症を患っていたという。

「心苦しいですが、イギリス生まれの音楽の権威にしてギターの神であり、偉大なバンドであるステイタス・クォーの結成メンバー、アラン・ランカスターが亡くなったことを発表します」

「移動にあたって多発性硬化症などの問題を抱えていましたが、アラン・ランカスターは大成功を収めた再結成ツアーに参加しました。彼は多くの憧れているファンに向けて演奏し、バンドと忠実なステイタス・クォーのアーミーのところに戻るのが大好きでした」

https://www.facebook.com/craig.bennett.3745/posts/10159546952429704

アラン・ランカスターはステイタス・クォーのヴォーカリストであるフランシス・ロッシとロンドンのセッジヒル総合中等学校で出会い、同じオーケストラで演奏していた。他の2人のクラスメートとスコーピオンズと知られるグループを結成している。2度の名前の変更を受けてアラン・ランカスターとフランシス・ロッシ、2016年に亡くなったギタリストのリック・パーフィットは『ピクチャーズ・オブ・マッチスティック・メン』のリリースと共に、ステイタス・クォーのキャリアを始めている。

アラン・ランカスターは1985年までステイタス・クォーに在籍し、15枚のアルバムに参加している。バンドは60曲以上のUKチャートのトップ40ヒットのシングルをリリースし、25枚のUKチャートのトップ40ヒットのアルバムをリリースしている。

アラン・ランカスターが最後に参加したアルバムは1983年発表の『バック・トゥ・バック』となっている。

フランシス・ロッシ、リック・パーフィット、ジョン・コーラン、アラン・ランカスターは2013年にUKで再結成ツアーを行っている。アラン・ランカスターにとって最後の公演は2014年のダブリン公演となっている。

アラン・ランカスターにとって最初の在籍時の最後のライヴは1985年のライヴ・エイドのオープニング・スロットとなっている。

アラン・ランカスターは1980年代に移住して、45年間にわたってオーストラリアで暮らしている。かの地で彼はジ・エンジェルズのギタリストであるジョン・ブリュースターと共にザ・ボンバーズを結成している。彼は1987年にオーストラリアのスーパーグループであるザ・パーティー・ボーイズにも参加している。

アラン・ランカスターは1973年のオーストラリア・ツアーで知り合った妻のダイル、子どものアラン・ジュニア、トニ、デヴィッド、5人の孫を残している。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ