エルヴィス・プレスリーは当時の大統領だったリチャード・ニクソンからジョン・レノンを監視するよう命じられていたとラジオ司会者でDJのボブ・ハリスが語っている。
ポッドキャスト『ロカンターズ』の新たなインタヴューでボブ・ハリスはリチャード・ニクソンがベトナム戦争を公然と辛辣に批判していたジョン・レノンをひどく嫌っていたと語っている
ボブ・ハリスはリチャード・ニクソンにとって「いい友人」だったエルヴィス・プレスリーがジョン・レノンを監視するためにあてがわれ、ジョン・レノンがもしリチャード・ニクソンの在任期間にアメリカを出国していたら入国できなかっただろうと語っている。
「ジョン・レノンが『電話を盗聴されているんだ。どこでも追われているんだよ』と言う時、想像の産物かのように聞こえましたが、あれは本当だったのです。彼は監視されていました」
「ニクソンは彼をどうにかしてやろうと思っていました。ジョンがニューヨークないしはアメリカに留まっていたのはだからです。彼はUKに戻ったら、もうアメリカに戻ってこれなかったのです。ニクソンがホワイト・ハウスにいる間は無理でした」
ボブ・ハリスは次のように続けている。「ニクソンはエルヴィス・プレスリーのいい友人で、エルヴィスにとってもそうでした。ニクソンはできる限りジョン・レノンに関する情報をエルヴィスに集めさせたのです」
リチャード・ニクソンはジョン・レノンを「カウンターカルチャーの敵」と見なし、在任期間の1969年から1974年においてジョン・レノンを国外退去させようとしていた。
ボブ・ハリスは1960年代中盤にジョン・レノンとエルヴィス・プレスリーが初めて会った時に「軋轢が生まれた」として、「激しい」ライバル関係が生まれることになったと述べている。
「ジョンにとってそれは幻滅した瞬間でした。というのもエルヴィスのレコードが大好きだったからです。エルヴィスが南部の右傾派の偏屈者であることを知ったのは大きなショックでした」
「同様にエルヴィスもジョン・レノンのことを自分の冠を継いだ成り上がりの知ったかぶりのリヴァプール人と見ていました。彼はエルヴィスの座を奪ったことで、それをエルヴィスは怒っていました」
ジョン・レノンは1970年にデンマークで演奏した未発表曲を収録した音源が今月コペンハーゲンでオークションに出品されるという。
33分の音源はティーンエイジャーの時にジョン・レノンに会った4人のデンマーク人によって売りに出されている。
ジョン・レノンは1969年から1970年の冬にかけて父親と暮らしていたオノ・ヨーコの娘のキョーコと過ごすためにデンマークの西海岸の小さな街に滞在していた。
音源には記者会見の後に収録されたもので、4人のティーンエイジャーや地元記者との会話が録音されているほか、“Radio Peace”という未発表曲を含む数曲を演奏した様子も収録されている。
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