GETTY

Photo: GETTY

アンソニー・ファウチ博士はニッキー・ミナージュが新型コロナウイルスのワクチンを打った親族の友人が勃起不全になったと語ったことについて異議を唱えている。

ニッキー・ミナージュはワクチン接種が必要だったために今週行われたメット・ガーラに出席していない。現時点でニッキー・ミナージュはワクチン接種していないが、「十分な検証が行われたら」接種すると述べている。

ニッキー・ミナージュはトリニダード・トバゴの従兄弟が「友人が接種したら勃起不全になったから接種しない」と言っているとも語っている。

「その陰茎はむくんでしまった。その友人は結婚まで数週間だったのに、花嫁は結婚式を中止してしまった。だから、祈って、自分の決断を尊重できるようにしてほしい。いじめないで」

アンソニー・ファウチ博士はジェイク・タッパーとのインタヴューでアメリカで承認されている3つのワクチン、ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソンが生殖機能に影響を及ぼすかについて尋ねられている。

「ジェイク、それへの答えは断固としてノーです」とアンソニー・ファウチ博士は答えている。「そうしたことが起こった証拠はありませんし、そうしたことが起こると想像できるメカニズムもありません」

ワクチンに対する誤情報がオンラインで広まっていることへの対処について訊かれたアンソニー・ファウチ博士は「非常に難しい」ことを認めている。

「たくさんの誤情報があります。ほとんどはソーシャル・メディアです。誤情報に対抗するのに分かっている唯一の手段は正しい情報を提供して、誤情報を基本的に正していくことです。彼女の側からしてみれば罪の意識はないのかもしれませんがね」

「彼女を非難するつもりはありませんが、一つの逸話だけにしか基づいていない情報を広めることについて彼女も慎重になるべきです。あれは科学ではありません」

イギリスの主席医務官であるクリス・ウィッティーも誤情報について同様に記者会見で批判している。

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ