クリスタル・キャッスルズが新曲“Deicide”を公開した。
この“Deicide”は、ヴォーカリストのアリス・グラスが昨年イーサン・カスのもとを離れてから2曲目の楽曲となる。今回もエディスと呼ばれるヴォーカリストをフィーチャーしており、ファンのなかにはエディスについてイーサンが自分の声を加工したものではないか?という見方も出てきている。
楽曲と一緒にメッセージも公開されていて、そのなかでカスは次のように書いている。「心から応援に感謝してるよ。新しいクリスタル・キャッスルズのアルバムも間もなくなんだ。“Frail”と“Deicide”はそこからのまさにピークなんだよね」
“Deicide”の音源はこちらから。
今年の初旬、イーサン・カスは元メンバーのアリス・グラスによる公での彼への批判について答えている。
クリスタル・キャッスルズはアリスなしで今年シーンに戻ってきて、バンドのヒット曲のいくつかについて歌詞やヴォーカル面でも彼女は貢献していないという声明を出していた。
それを受けてアリスは彼女自身を擁護し、バンドへの貢献を主張する一連のツイートをアップしている。そのうちの一つにはこう書かれている。「バンドへの私の貢献に関するマニピュレーターの声明は、他のものに移らなければならないという私の判断を補強するものでしかないわ」
イーサンは更にそれを受けて二人の間にある負の感情を打ち消そうとして、なぜ元々の声明を出したのかを説明している。「彼女を傷つけるつもりはなかったんだ。『i-D』マガジンで彼女が言っていたことについて触れたかったんだよ。彼女はバンドを離れたことで、『彼女自身になれた』と言っていた。彼女はクリスタル・キャッスルズは『嘘だった』と言っていて、『自身の闇を告白する』準備ができているとも語っていた。僕は彼女を矮小化したわけでも、傷つけるコメントをしたわけでもない。彼女自身が言っていたことを認めたんだよ」
クリスタル・キャッスルズは2004年にトロントで結成され、これまでの3枚のアルバムをリリースしている。2010年発表のシングル“Not in Love”ではザ・キュアーのロバート・スミスと共作を果たしたほか、2011年にはマグネティック・マン、ザ・ヴァクシーンズ、エヴリシング・エヴリシングとの「NMEアウォーズ・ツアー」にも参加している。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.