トッド・ラングレンは来月開催されるロックの殿堂入りの式典に出席しないつもりであることを明かしている。
トッド・ラングレンは今年フー・ファイターズ、ジェイ・Z、ティナ・ターナー、ゴーゴーズ、キャロル・キングと共にロックの殿堂入りを果たすことが決定している。
『アルティメット・クラシック・ロック』の新たなインタヴューでトッド・ラングレンは自身とロックの殿堂の関係について「順調なものではない」として、10月30日の夜はシンシナティから数時間の場所でライヴを行うつもりだという。
「こっちの会場から生中継で何かやることを提案したんだ。ライヴを止めて、ロックの殿堂入りやファンに感謝を述べるというね。まあ、これはファンのためのものだからね」とトッド・ラングレンは語っている。
「ファンもそれを望んでいるからね。だから、今回はそうなることになるよ。ファンにとってのお祝いで、自分にとってはそれほどでもないからね。そういうことは喜んでやっていいわけだしね。でも、自分にとってロックの殿堂に特別なことをするのは偽善のように思うんだ。いろんな感情があるからね」
トッド・ラングレンはロックの殿堂に対する心境をこれまでも口にしており、今年2月には米『ビルボード』誌で「詐欺」と評している。
ロックの殿堂への個人的な感情はともかく、トッド・ラングレンは『アルティメット・クラシック・ロック』にノミネート以降はなるべく口にしないようにしていたと語っている。
「多くのアーティストが真剣に捉えているけど、僕はそうじゃない。でも、だからって邪魔をしようとは思ってないんだ。その結果として悪い雰囲気になってもらいたくはないんだ。ちゃんと行われて、無事に終わってほしいんだ」
ロックの殿堂に批判の目を向けているのはトッド・ラングレンだけでなく、2018年にアイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンはロックの殿堂について「まったくもって完全なる愚の骨頂」と称している。
「正直に言うとね。ロックンロールに顔を殴られても、それと気付かないような聖人ぶったアメリカ人によって運営されているんだよ。 (抗うつ薬の)フルオキセチンを飲むのをやめて、ビールを飲み始めろよっていう感じだよな」
トッド・ラングレンは2017年発表の『ホワイト・ナイト』に続く新作『スペース・フォース』を今年リリースすることが決定している。
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