ビッフィ・クライロは来月ニュー・アルバム『ザ・ミス・オブ・ザ・ハッピリー・エヴァー・アフター』をリリースすることを発表している。
レディング&リーズ・フェスティバルでヘッドライナーを務めたビッフィ・クライロは通算9作目となるアルバムを10月22日にリリースすることを発表している。アルバムは2020年発表の『ア・セレブレイション・オブ・エンディングス』に対する「リアクション」だと評されており、6分を超えるファースト・シングル“Unknown Male 01”が公開されている。先日、ビッフィ・クライロは『NME』に「拡大した姉妹作」に取り組んでいることを明かしていた。
「このアルバムは本物の旅路であり、ここ18ヶ月にわたって考えたことや感情が衝突したものなんだ」とフロントマンのサイモン・ニールは新作について語っている。「『ア・セレブレイション・オブ・エンディングス』には不屈の精神があったけど、このアルバムはこの奇妙な時代にバンドであること、一人の人間であることの弱さを受け入れているんだ」
「タイトルは正反対だけどね。問いかけてみたんだ。最終的に何が待ち受けているのか誰も分からない中で、守るものを与えてくれる自分の精神からの物語を生み出すことはできないかってね」
“Unknown Male 01”の音源はこちらから。
ファースト・シングルの喪失というテーマについてサイモン・ニールは次のように語っている。「深く愛して、人生の大きな部分を占めてきた人と失った時に人生についてのあらゆることに疑問を抱くことになるんだ」
「多くのクリエイティヴな人々同様、自分も暗い考えと闘うことになった。そうやって落ち込んだ時は暗闇を見つめている自分に気づくことになる。でも、屈服したくはないわけでさ。けど、そうした時間が収まることはない。曲で『悪魔は決して立ち去らない』と歌っているんだけど、『いい気分だ。悪魔ともう出会うことはない』なんて思って目覚める日は来ないんだ」
アルバムのトラックリストは以下の通り。
1. ‘DumDum’
2. ‘A Hunger in Your Haunt’
3. ‘Denier’
4. ‘Separate Missions’
5. ‘Witch’s Cup’
6. ‘Holy Water’
7. ‘Errors in the History of God’
8. ‘Haru Urara’
9. ‘Unknown Male 01’
10. ‘Existed’
11. ‘Slurpy Slurpy Sleep Sleep’
今年5月にブリット・アウォーズ授賞式のレッド・カーペットでビッフィ・クライロはその前の週にニュー・アルバムを完成させたことを明かしていた。
「そうしようと思ってなかったんだけど、最終的に素晴らしいアルバムができたんだ」とサイモン・ニールは語っている。
先日、ビッフィ・クライロはメタリカの“Holier Than Thou”をカヴァーした音源が公開されている。
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