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ニルヴァーナのデイヴ・グロールとクリス・ノヴォゼリック、カート・コバーンの遺産管理団体は1991年発表の『ネヴァーマインド』のアルバム・ジャケットの赤ん坊として登場しているスペンサー・エルデンから訴えられている。

『TMZ』の報道と『ピッチフォーク』によってアップされた法廷書類によれば、スペンサー・エルデンはニルヴァーナ陣営のほか、写真家のカーク・ウェドルとデザイナーのロバート・フィッシャーも被告として訴えている。

8月24日に提出された法廷書類で被告はポルノに関する連邦法に「違反」しており、その結果、スペンサー・エルデンは「未成年だった頃から現在まで商業的な子どもに対する性的搾取」によって今も「傷つき」続けており、「生涯に及ぶ損害」を受けていると主張されている。

デイヴ・グロールとクリス・ノヴォゼリック、カート・コバーンの遺産管理団体はこの訴訟について公のコメントを現時点で発表していない。

訴状では「スペンサー・エルデンを保護し、性的搾取とその画像を広まるのを防ぐ適切な手続きを行わなかった」と述べられている。

訴状では1993年刊行の伝記『カム・アズ・ユー・アー:ザ・ストーリー・オブ・ニルヴァーナ』に記されている「これで気分を害したのならあなたは隠れ小児性愛者です」という内容が書かれたステッカーをジャケットに貼ることに「カート・コバーンが同意していた」ことも指摘されている。

「スペンサー・エルデンも彼の法的保護者もスペンサー・エルデンの写真の使用を認める権利放棄書に署名していません」と訴状には記されている。「もちろん、商業的な子どものポルノも許可していません」スペンサー・エルデンは『ネヴァーマインド』の商業的成功を受けての報酬を受け取っていないという。

スペンサー・エルデンは被告1人あたり15万ドル(約1600万円)の損害賠償と裁判費用、陪審員による裁判の開催を求めている。

現在30歳のスペンサー・エルデンは『ネヴァーマインド』のアルバム・ジャケットを撮影した時にわずか数ヶ月だった。スペンサー・エルデンは2016年のアルバムの25周年の際に『タイム』誌でアルバム・ジャケットに写真が使われたことを完全には受け入れておらず、ゲフィン・レコーズに法的手段をとることを考えたと語っていた。

「どれだけのお金が関係しているかを聞くと、気分を害さずにいるのは難しいよね」とスペンサー・エルデンは語っている。「野球の試合に行くと考えるんだ。『この試合にいる全員がおそらく僕の赤ん坊の頃の局部を見たことがあるんだ』ってね。僕の人権が無視されたように感じるんだ」スペンサー・エルデンはニルヴァーナ側に連絡をとろうとしたが、うまくいかなかったことも『タイム』誌で明かしている。

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