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エアロスミスは彼らの全音源と個々人の過去音源や所有物をライセンスする契約をユニバーサル・ミュージック・グループと結んでいる。

エアロスミスはこれまでソニーのコロンビア・レコーズやユニバーサル・ミュージック・グループのゲフィン・レコードと契約してきた。今回、ユニバーサル・ミュージック・グループは映像作品を含む過去の全カタログの所属先となるという。

ファンにとって最も楽しみなのはスティーブン・タイラー、ジョー・ペリー、トム・ハミルトン、ジョーイ・クレイマー、ブラッド・ウィットフォードの個人的なアーカイブである「ヴィンダルー・ヴォールト」だろう。それぞれのメンバーが自身のコレクションをキュレーションして、今後、未発表音源や映像、アートワーク、日記、セットリスト、そのほかの貴重な品々がリリースされる可能性がある。

エアロスミスの結成メンバーであるリード・ギタリストのジョー・ペリーは声明で次のように述べている。「長い道のりだったけど、僕らの音楽の50年をユニバーサル・ミュージック・グループとのパートナーシップで一つ屋根の下に集められるとエアロスミスを代表して言えるのがものすごく嬉しいし、誇りに思うよ」

「これによって僕らはファンにこれまではできなかった方法で僕らの音楽を届けることができるんだ。これは長い間、実現することを夢見てきたことだったんだよ。エアロスミスにとっても、ユニバーサル・ミュージック・グループにとっても、なによりファンにとっても素晴らしいことなんだ。言うまでもなく興奮しているよ。50年とこれからの多くの年を祝福する素晴らしいやり方になるね」

米『ビルボード』誌によれば、ユニバーサル・ミュージック・グループは2022年にエアロスミスの50周年を祝福する様々なプロジェクトを計画しているという。正確な結成50周年は昨年だったが、新型コロナウイルスのパンデミックによって様々なプロジェクトが延期されている。

50周年のプロジェクトには映像作品、テレビ出演、ミュージック・ビデオのリマスターなども含まれているという。詳細は今後発表される。

先日、ジョー・ペリーはかつてスティーヴン・タイラーの代役にサミー・ヘイガーを立てることをかつて考えていたと語っている。

ジョー・ペリーによれば、これは約20年前に話し合われたとのことで、スティーヴン・タイラーは当時『アメリカン・アイドル』の審査員を務めるなど、エアロスミス以外の活動を行っており、ジョー・ペリーはスティーヴン・タイラーがバンドと距離を取ろうとしていると考えていたという。

『アルティメット・クラシック・ロック』の新たなインタヴューでジョー・ペリーはレニー・クラヴィッツ、クリス・コーネル、ポール・ロジャース、ビリー・アイドルらが代役として検討されていたと語っている。

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