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メタリカのギタリストであるカーク・ハメットはカート・コバーンがメタリカのファンであることに驚かされたと語っている。

『クラシック・ロック・マガジン』のインタヴューでカーク・ハメットは1991年発表の『ブラック・アルバム』のリリースとその後の影響について振り返っている。

「カート・コバーンが『ブラック・アルバム』のツアーでやったシアトル公演の一つに来てくれたんだ」とカーク・ハメットは語っている。「カートのことは知っていて、ちょっとつるんだりもしたんだけど、彼は大のメタリカ・ファンなんだ。彼がこんなにもメタリカのファンなんて驚かされたよ」

「ロックのラジオ局が僕らのサウンドとヘヴィネスを受け入れてくれて、そしてグランジが開花する手助けになったんだよね。『ブラック・アルバム』が出てすぐにニルヴァーナが『ネヴァーマインド』を出したんだ。僕らもニルヴァーナが受け入れられるのに関係していたと思っておきたいんだよね」

カーク・ハメットは『ブラック・アルバム』について「カルチャーとしての存在感」があると評している。「現代のカルチャーは変わり続けているけれど、あのアルバムには世界各地で今も反響を起こし続けているものがあるんだ」

「かけがえのないものだよね。どこでもビッグなアルバムだからね」

メタリカは9月10日には30周年を記念する『メタリカ』のリマスター・アルバムと、53組のアーティストによるカヴァー・アルバム『メタリカ・ブラックリスト』がリリースされることが決定している。

『メタリカ・ブラックリスト』にはセイント・ヴィンセント、ビッフィ・クライロ、フィービー・ブリジャーズ、アイドルズ、マック・デマルコ、ウィーザー、リナ・サワヤマ、スリップノットのコリィ・テイラーらが参加している。

メガデスのデイヴ・ムステインは1983年にメタリカを脱退しなかったら、バンドは存続していなかっただろうと語っている。

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