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デ・ラ・ソウルは1989年発表のデビュー・アルバム『3・フィート・ハイ&ライジング』を含む全カタログが今年ストリーミング・サービスで解禁されることを発表している。

ポス、トゥルーゴイ、メイスの3人によるデ・ラ・ソウルはソーシャル・メディアでビデオ会議の映像を投稿して、この事実を明かしている。

デ・ラ・ソウルはかつてのレーベルであるトミー・ボーイと音源の所有権を巡って長く確執が続いていたが、今年6月にクイーン・ラティファ、ハウス・オブ・ペイン、マスターズ・オブ・ワークらの作品をリリースしてきたレーベルであるトミー・ボーイは音楽権利会社のレザヴォアに売却されたことが明らかになっていた。

その後、レザヴォアのスポークスパーソンは「カタログや音源をファンの下にもう一度届ける」ためにデ・ラ・ソウルと「共に取り組んでいく」と述べている。今回、両者の間で大きな進展があったことが明らかになっている。

「我々はレザヴォアとの間で2021年に僕らの音源を届けるための合意に達しました」とトゥルーゴイはインスタグラムで公開された映像で述べている。

「我々のカタログは今年リリースされるよ。それを実現させるためにレザヴォアの素晴らしい連中と熱心に取り組んでいるんだ。話し合いを行って、すぐに決まったよ」とトゥルーゴイは続けており、その期間は「2週間」ほどだったと述べている。デ・ラ・ソウルは11月にもストリーミング・サービスで公開されることを目指しているとしている。

しかし、デ・ラ・ソウルはトミー・ボーイの創業者であるトミー・シルヴァーマンを「非難している」わけではないとして、「こうした時期が終わって嬉しい」と述べている。

デ・ラ・ソウルはサンプリングの権利の問題と契約の内容によってバック・カタログがストリーミング・サービスからは除外されていた。

2019年にトミー・ボーイはデ・ラ・ソウルの音源をデジタルで公開する計画を明かしていたが、契約に「不公平で不当な条項」があるとして止められていた。

ポス、トゥルーゴイ、メイスの3人によるデ・ラ・ソウルはトミー・ボーイとの7ヶ月に及ぶ「交渉の膠着事態」を経て、2019年に「我々の音楽と遺産に対するトミー・ボーイの敬意を獲得して、合意に達することができませんでした」と発表している。

デ・ラ・ソウルのこれまでの9作のうち6作がトミー・ボーイからリリースされており、デビュー作『3フィート・ハイ&ライジング』から2001年発表の『AOI:バイオニックス』までとなっている。

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