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ZZトップのベーシストとして知られるダスティ・ヒルが亡くなった。享年72歳だった。

訃報は長年のZZトップの代理人によって発表されており、ダスティ・ヒルは自宅で眠っている間に亡くなったという。死因については明かされていない。

ZZトップのメンバーであるビリー・ギボンズとフランク・ベアードは声明を発表している。「親友であるダスティ・ヒルがテキサス州ヒューストンの自宅で眠っている間に亡くなったという知らせを今日聞いて悲しんでいます」

「世界中のZZトップ・ファンと共に、その不動の存在を、その温厚な人柄を、ZZトップに記念碑的なボトムを提供してくれた永続的な関わりを惜しむことになるでしょう。Cのキーによるブルーズ・シャッフルとはこれからもずっと繋がり続けるでしょう」

「大いに惜しまれることになるでしょう、友よ」

https://www.facebook.com/ZZTop/posts/366897681466461

1949年5月19日にテキサス州ダラスで生まれたダスティ・ヒルは高校でチェロを弾いていて、その後ベースに転向している。兄弟のロッキー、後のバンドメイトであるフランク・ベアードと演奏することからキャリアを始め、ウォーロックス、セラー・ドゥエラーズ、アメリカン・ブルースといった地元のバンドと共演している。この頃にムーヴィング・サイドウォークスというバンドで同じくテキサス州をツアーしていたビリー・ギボンズと出会っている。

音楽性の違いから1968年に兄弟のロッキーを袂を分かつと、ダスティ・ヒルとフランク・ベアードはヒューストンへと移り、そこでビリー・ギボンズは1969年にZZトップを結成している。元々は別のオリジナル・ベーシストがいたが、1970年2月にテキサス州ボーモントの公演でダスティ・ヒルは加入している。その後、50年にわたって同じラインナップで活動を続け、2020年には50周年ライヴをサンアントニオで行っている。

ZZトップは“La Grange”を収録した1973年発表の『トレス・オンブレス』、“Tush”を収録した1975年発表の『ファンダンゴ!』、1983年発表の『イリミネイター』など、15枚のアルバムをリリースしている。『イリミネイター』ではギター・ループ、シンセ・ベースなど新たな技術を採用して、サウンドを一新することとなっている。

『イリミネイター』に収録された“Gimme All Your Lovin”、“Sharp Dressed Man”、“Legs”という3つのシングルがブレイクしたことで、ZZトップの成功は次の次元へと達している。最高位9位ながらも183週にわたって全米アルバム・チャートにランクインした本作はダイヤモンド・ディスクを獲得して、1000万枚以上を売り上げている。

1994年にワーナー・ブラザースを離れたZZトップは3500万ドルの契約金でRCAレコーズと契約している。これ以降、バンドのデビュー・シングルからスタジオ・ワークを司ってきたマネージャーのビル・ハムと共にビリー・ギボンズは共同プロデュースを務めている。ZZトップは1994年に『アンテナ』をリリースしている。

ZZトップは2004年にロックの殿堂入りを果たしている。

キッスのポール・スタンレーはソーシャル・メディアで追悼の意を表しており、次のように述べている。「ああ! ダスティ・ヒル、すごいアイコンだった。ZZトップのベーシストよ、永遠に。唯一無二だった。彼らのオープニング・アクトを務めた時から彼らがオープニング・アクトを務めた最近まで、常に紳士だった。なんて言えばいいか分からないけど、『ありがとう』そして『必要ならば休んでくれ』」

オジー・オズボーンは次のように述べている。「ZZトップのダスティ・ヒルよ、安らかに。ビリー・ギボンズとフランク・ベアードにお悔やみを申し上げたい」

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