シンディ・ローパーが、アメリカの次期大統領選に出馬している大富豪ドナルド・トランプによるイスラム教徒の米国への入国を禁止すべき、という主張は最低だと語っている。
現地時間12月9日水曜日に開催された、ビリー・ジーン・キング・リーダーシップ・イニシアチブの祭典で名誉ある賞を受け取って、『ハフィントン・ポスト』の取材に応じたシンディ・ローパーは、「アメリカでは他にも様々な問題が起こっていて、そのことにも注意を向ける必要がある」と語っている。
「今、世界では様々な問題が起こっているの、私たちの国では特にね。ただ、私たちが普段得られる情報というのは、新聞などに書かれていることだけだから気づかないのよ」とシンディ・ローパーは語っている。「この通り沿いに本当に多くのホームレスがいるという問題はまったくニュースにはならない。巧妙にごまかされてる。いつもそうよ。さあ、人々を恐怖で震え上がらせよう、恐怖、恐怖ってね」
さらに、ドナルド・トランプによる物議を醸す発言については、問題は単に宗教上のことではないと語っている。
彼女はイスラム教信者に対し、「彼らの宗教が槍玉にあげられて、本当にかわいそうに思うわ」と話し、殺人と宗教はまったく関係がないとも語っている。「殺人を犯す人々は、信仰に厚いわけじゃない。ただ人を殺しているだけ……それを神のためだなんて言いながらね。なんでもかんでも神を理由にする。だけど、もし私が神なら、そこに行って、『何? また私のせい? 本当に? 私は何も言ってないわよ!』って言うわね」
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