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俳優にしてミュージシャンであるジャレッド・レトが、テイラー・スウィフトを侮辱する発言をしているビデオをオンライン上でリークされたことを理由に、セレブリティのゴシップ・サイト「TMZ」に対して訴訟を起こしていると報じられている。

このビデオは最初に「TMZ」が投稿したもので、ジャレッド・レトが、スピーカーでテイラー・スウィフトのアルバム『1989』をかけながら話している様子を見ることができる。

ジャレッド・レトはアルバムの1曲目“Welcome To New York”を聞きながら「これはまったく好きじゃないな——次」と発言。そして次のように話を終わらせている。「というか、彼女のことなんてどうでもいいんだよ。まったく興味ないし。すべては自分たちにとって何が一番上手くいくのかって話だよ」

ジャレッド・レトはのちに、テイラー・スウィフトに対して謝罪し、彼女のことを「可能性というものに対しての素晴らしい見本」だとも述べている。しかし今回「ハリウッド・レポーター」が報じたところによると、ジャレッド・レトは「TMZ」に対して訴訟を起こしているという。

ジャレッド・レトの訴えによると、「TMZ」の行動は「プライバシーの侵害」であり「法的にも道徳的にも間違っている」とし、公開された映像は盗まれたものだとも述べている。

ジャレッド・レトは、続けてこのように訴えている。「先週の日曜日、俺が家で撮影した個人的なビデオ映像を『TMZ』が入手し、彼らのサイト上でリークしようとしてると警告されたんだ。俺のチームはすぐに『TMZ』に対して、映像の所有権は完全に俺のものであり、彼らにはそれを取引する権利はないと知らせたんだ。いずれにせよ、彼らは映像を投稿してしまったんだけど。はっきり言おう。あれは盗まれた映像だ。これはプライバシーの侵害で、法的にも道徳的にも間違ってる」

「誰であっても、自分の家でくらいプライバシーを確保して好きなことを話すことができるようになるべきだ。自分の率直な発言や行動が世界中に広められることなんて恐れずにね。俺たちにはプライバシーと安全を保つ権利があり、これらを保護してもらえる場所がなければ、思ったこと——その内容の良し悪しは別にして——を声を大にしてはっきりと言う自由を失ってしまう。今回訴訟を起こすことにしたのは、単なる自分の希望だけではなく、盗まれたものを売買する人が減ってほしいと願っているからなんだ。今回きちんとした法的な手続きを踏むことによって、こうした行為の危険性を世間に知ってもらえたらいいと思う。会社や企業がただ、利益を増やすためだけにそういう行為をしているのだとしたら尚更だね」

ジャレッド・レトは自身のバンド、サーティー・セカンズ・トゥー・マーズで新しい音源の制作を行っていることをほのめかしている。

俳優であり、ミュージシャンであるジャレッド・レトは、現在、ウィル・スミスやマーゴット・ロビー、カーラ・デルヴィーニュと共に映画『スーサイド・スクワッド』を撮影しているが、レコーディング・ブースでマイクの前に立つ自身の写真を11月に投稿している。写真には「#MarsisComing(マーズがやってくる)」というキャプションが添えられている。

サーティー・セカンズ・トゥー・マーズは2002年にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリースしており、その後2005年に『ア・ビューティフル・ライ』、2009年に『ディス・イズ・ウォー』、2013年に『ラヴ・ラスト・フェイス・アンド・ドリームス』をリリースしている。

その後2014年にリンキン・パークとのツアーを行って以降は、主立った活動を行っていない。

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