ユーライア・ヒープのヴォーカリストとして知られるジョン・ロートンが亡くなった。享年74歳だった。
ユーライア・ヒープは訃報を発表しており、ソーシャル・メディアで6月29日に不意に亡くなったと述べている。
「深い後悔と共に2021年6月29日にジョン・ロートンが突然不意に亡くなったという衝撃的で悲劇的なニュースを発表します」とユーライア・ヒープはフェイスブックで述べている。
「報道に反して病気を抱えてはいませんでした。なので、彼の死は理解できないものでした。彼は妻の横で穏やかに亡くなりました。ジョンは大いに惜しまれることになるでしょう」
「彼の希望に即してジョンの人生を祝福する、家族と近しい友人だけが出席するプライベートな葬儀が行われる予定です」
https://www.facebook.com/uriahheepofficial/posts/348563686640290
ジョン・ロートンは1976年から1979年までユーライア・ヒープに在籍し、1977年発表の『ファイアフライ』、『罪なきいけにえ』、1978年発表の『堕ちた天使』という3枚のスタジオ・アルバムに参加している。
2013年にジョン・ロートンはユーライア・ヒープに再加入して、オランダ、ドイツ、オーストリア、イタリア、スイスを回るヨーロッパ・ツアーを行っている。この短期間の復帰は定期的な医療処置が必要だった現在のヴォーカリストであるバーニー・ショウの代わりを務めたものとなっている。
ユーライア・ヒープのギタリストであるミック・ボックスはフェイスブックで追悼の意を表している。
「6月29日にジョン・ロートンが亡くなったことは完全にショックで、無感覚になりました」とミック・ボックスは述べている。「ジョン・ロートンはユーライア・ヒープの家族にとって大きな存在で、病院での治療をしたバーニーに代わってステージに立った時、『チェックアウトをすることはできるけど、ユーライア・ヒープからは離れられないんだ』と彼はマイクで言っていました。あれこそが私たちのジョンであり、彼も素敵な奴らの一人でした」
https://www.facebook.com/uriahheepofficial/posts/349035616593097
「パーソナルの部分でもユーライア・ヒープにいた時もそれ以外でも素晴らしい時間を過ごしました。ブルガリアで公演をやった時には笑いっぱなしですた。あの楽しい時間はずっと思い出すでしょう」
「一緒に曲を書くのも楽しくて、パワフルでソウルフルでブルージーなエッジのある声を持っていました。ロック・ミュージックは偉大な声の一つを失いました。彼の伝説は永遠に生き続けるでしょう」
ユーライア・ヒープ以外ではジョン・ロートンはドイツのルシファーズ・フレンドでもフロントマンを務め、9枚のアルバムをリリースしている。
70年代初期にはレス・ハンフリーズ・シンガーズに参加して、20枚以上のアルバムをリリースしており、1976年にはユーロヴィジョンに参加している。
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