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ヴァン・ヘイレンのサミー・ヘイガーは自身の自伝で亡くなったエディ・ヴァン・ヘイレンの「影の一面」を露わにしたことを謝罪している。

サミー・ヘイガーは2011年刊行の自伝『レッド:マイ・アンセンサード・ライフ・イン・ロック』でエディ・ヴァン・ヘイレンの飲酒癖と緊張関係について書いていた。

しかし、サミー・ヘイガーは今自伝を書くなら、代わりにその「才能」と親しかった友人関係について書くだろうと語っている。

ブラジルの『インサイド・ウィズ・パウロ・バロン』で彼は次のように語っている。「思いがけない悲劇的なエディ・ヴァン・ヘイレンの死があったから、心の底から誰も聞きたくない影の一面を露わにしてしまったことを謝罪するよ。いみじくも本に書いてしまったんだ」

サミー・ヘイガーは次のように続けている。「あれは事実なんだ。全部事実だよ。『ああ、あれは嘘だった』なんてもんじゃない。でも、今、本を書くとしたらエディ・ヴァン・ヘイレンのいい部分だけを書くね。彼は輝かしい天才ギタリストで、すべてがまずくなるまではいい友人にしてパートナーだったんだ」

エディ・ヴァン・ヘイレンは2020年10月にガンとの闘病の末に亡くなっている。

自伝で「影の一面」を書いたことについてサミー・ヘイガーは次のように語っている。「誰もエディ・ヴァン・ヘイレンについて多くは知らないだろ。でも、彼をステージで観て『なんであんな振る舞いをするんだろ?』と言っている。俺がよく言っていたのは『バックステージで起きていることを見てみろ』ってことだよ」

「彼が病気だと知ったいたら、理解できただろうね。もう少し彼を引き寄せようと『エド、どうだい』と言っていたと思う。でも、できなかったんだ。彼は羽目を外しまくっていたからね。難しかったよ」

サミー・ヘイガーはエディ・ヴァン・ヘイレンについて「世界でも最高に素敵な男」だとしつつも「火山」のように怒る側面もあったとしている。

「初めて会った時はアナハイム・スタジアムでボストンとブラック・サバスとライヴをやった時に彼が楽屋に入ってきたんだ。それまでの人生で会った人でも最も素敵で、謙虚な人あった。『あんなすごい演奏ができるのに、どうしてあんなに謙虚なんだ?』って思ったよ。『無理だろ。彼は見せてない激情があるんだ』ってね。そして、その激情が表に出た時というのは火山くらいすごかったんだ」

先日、息子のウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは新型コロナウイルスがなく、亡くなった父親のエディ・ヴァン・ヘイレンがガンの治療を受けていれば、まだ生きていたかもしれないと語っている。

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