Paul Bergen / GETTY

Photo: Paul Bergen / GETTY

約3ポンドで手に入れたデヴィッド・ボウイが描いた絵がオークションで63115ポンド(約965万円)の値を付けている。

1997年に描かれたこの絵は1995年から1997年にデヴィッド・ボウイによって描かれた47点の絵画のうちの1点として、ファイン・アートを取り扱うカウリー・アボットの取締役であるロブ・カウリーによってオークションに出品されている。

カウリー・アボットの説明によれば、デヴィッド・ボウイはキャンヴァスの裏側に自身のサインと日付、タイトルである「DHead XLVI」を記しているという。

ロブ・カウリーはオークションに先立って、この1品はカナダのオンタリオにあるリサイクル・センターで約3ポンドで入手したものであることをCNNに明かしている。

この絵は7000ポンドの値をつけると見られていたが、オークションの初日に査定額を上回っている。

絵はデヴィッド・ボウイのスペシャリストであるアンディ・ピーターズによって鑑定されており、彼は見た瞬間にデヴィッド・ボウイの絵だと分かったとCNNに語っている。

「絵を初めて見た時にすぐに分かりました」とアンディ・ピーターズは語っている。「分かっていたので裏側のサインを見る必要もありませんでした。でも、署名がさらに本物であることを証明してくれます」

アート収集家ではない身元を明かしていない売り手は昨年11月にカウリー・アボットに連絡してきたとのことで、そこからカウリー・アボットと売り手は本物であることを証明する作業に取り掛かったという。

デヴィッド・ボウイは2016年1月に18ヶ月に及ぶガンとの闘病の末に69歳で亡くなっている。

デヴィッド・ボウイは来年の夏にリヴァプールの複数の会場でワールド・ファン・コンヴェンションが開催されることが決定している。2022年6月17日から19日にわたって初開催されるこのイベントではコラボレーターや関係者が出席するパネル・ディスカッションやライヴ・パフォーマンス、名作『ジギー・スターダスト』の50周年を記念した「ボウイ・ボール」などが開催される。

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