元レッド・ツェッペリンのロバート・プラントがヨーロッパの難民危機の救済を目的とするアルバムのためにエルボーの”The Blanket Of Night”のカヴァーをレコーディングしている。
ロバート・プラントは、キングス・オブ・レオンと仕事をしたことがあるイーサン・ジョンズによってプロデュースされるプロジェクトのために英国赤十字社と手を組んでいる。このコンピレーション・アルバム『ザ・ロング・ロード』には、ティナリウェン、スポークン・ワード・アーティストのスクルービアス・ピップ、カインドネス、そしてシエラレオネ・レフュージー・オールスターズなどのアーティストが参加している。
このアルバムに参加している多くのミュージシャンたちは、英国赤十字社を通じて難民問題と関わったことがあるという。
アルバムのトレーラー映像はこちららから。
危機に関して、ロバート・プラントは次のように英国赤十字社に話している。「世界各地で国際的な大惨事が起きている。それについて話していることと、行動することはまったく別のことだ。私たちは重要な位置におり、誰もが救済のために様々な方法で最善を尽くしています」
“The Blanket Of Night”は、エルボーの2014年発表のアルバム『ザ・テイク・オフ・アンド・ランディング・オブ・エヴリシング』に収録されている。この曲の歌詞は、ボートで旅をしながら将来に不安を感じている難民のカップルについて描かれている。「家がない僕たちを支えてくれる海/助けてくれるのか、そのまま連れて行かれるのか/地上の危機が我々の命をここに導いた/僕の天使よ、安全なところまで進むことは出来たのか?」
「なぜ関わりたいと思ったのかというと、伝える価値のある物語だと思ったからなんだ」とイーサン・ジョンズは語り、次のように続けている。「人々がどのようなことを経験しているのかについてもう少し学んでもらいたいと思ったんだ。彼らの物語を何かの背景に当てはめてね。彼らは、ボートを降りるただの身体じゃないから」
『ザ・ロング・ロード』は、2016年3月4日に発売が予定されている。
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.