ベックはイギリスでライヴをやるのに悪戦苦闘している時にギャラガー兄弟がキャリアでも最も早く受け入れてくれたアーティストの一組だったと語っている。
ベックは通算5作目となる『オディレイ』が25周年を迎えたのを記念してアップル・ミュージックのマット・ウィルキンソンの番組に出演して、オアシスが“Devils Haircut”をリミックスしたこととオアシスが最初に自身への愛を示してくれた最初のバンドだったと語っている。
「イングランドは僕にとってライヴができない場所だったんだよね。全然好きになってもらえなかったんだよ」と彼は説明している。「そうしたら、A&Rから電話をもらって、『ロンドンにいるんだけど、ギャラガー兄弟と一緒にいて、彼らに『オディレイ』を渡したら、ものすごく気に入ってくれたんだ。リミックスをやりたがっているんだよね』と言われたんだ。『嘘だろ』って僕は言ったよ」
彼は次のように続けている。「『モーニング・グローリー』が既に出ていたんだけど、すごく売れていたからね。驚いたよ。それで、彼らはスタジオに入って“Devils Haircut”のリミックスをやりたいと言ってくれてね。『彼らがリミックスをやったのなんて知らないな』と僕も思ったけどさ」
ベックはロンドンの小箱でライヴをやった時にリアム・ギャラガーとオアシスのメンバーが最前列で一緒に歌ってくれたことを振り返っている。
「ロンドンの古くからある小さな劇場でライヴをやったのを覚えているよ。小さな劇場だった」と彼は語っている。「ステージに上がったんだけど、完全に時差ボケで、60年代のスーツのジャケットとネクタイを着ていたんだ。グランジとはまったく違う感じでね。僕の目の前となる最前列にリアムがいたんだ。彼らがそこにいるのが信じられなかったよ。リアムは“New Pollution”と“Devils Haircut”の歌詞を全部覚えていたんだ」
「最初に思ったのは『アルバムを聴いてくれているなんて驚きだよ』ってことでね。96年にオアシスがそこにいて、歌い返してくれるんだからね。本当にブッ飛ばされたよ。彼らはオープンなんだ。僕を寛大にも受け入れてくれた。他のミュージシャンからはあんな扱いは受けたことがないね」
彼は次のように締めくくっている。「彼らは『お前は仲間だ。俺たちの一員だ』というようなことを言ってくれてね。そういう受け入れられ方は音楽を作り始めた頃から夢見ていたものだったんだよね」
オアシスはイギリスで9月7日に伝説的なネブワース公演のドキュメンタリーが公開されることが決定している。
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