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ロジャー・ウォーターズはインスタグラムの新たなテレビCMでピンク・フロイドの“Another Brick In The Wall”を使いたいというフェイスブックの申し出に否定的な見解を示している。

米『ローリング・ストーン』誌によれば、ウィキリークスの創始者であるジュリアン・アサンジを支援するイベントでロジャー・ウォーターズはマーク・ザッカーバーグから曲を使いたいというEメールを受け取ったことを明かしている。

「インスタグラムをプロモーションする映像で僕の曲である“Another Brick in the Wall, Pt. 2”を使う権利を求めるリクエストだったんだ」とロジャー・ウォーターズは語っている。

メールにはフェイスブックのチームが「この曲の核心にある感情は今日でも広く浸透していて欠かせないものであり、それがこの作品が不朽であることを物語っていると感じています」と書かれているという。

「これがマーク・ザッカーバーグから僕に送られてきた内容だったんだ」とロジャー・ウォーターズは続けている。「今朝届いて、莫大な金額のオファーだったんだけど、答えはくそったれだね。絶対にないよ」

「一つだけ言っておくのは、なんでも買収しようとするなんて狡猾な行動だということでね」

「我々のような人間でも持っている権力というのがあってね」と彼は続けている。「曲の出版の管理については少しだけ権限があるんだ。だから、こんなデタラメのパーティーには参加しないよ。ザッカーバーグ」

ロジャー・ウォーターズはマーク・ザッカーバーグを「世界でも最も権力を持つバカの1人」と称し、次のように述べている。「『彼女はカワイイから。5点中4点だね』、『彼女はブサイクだから1点だね』なんてすぐに言うクズがどうして何にでも権力を持っているんだ?」

ロジャー・ウォーターズはピンク・フロイドの『アニマルズ』のリマスターに際してのライナーノーツを公開して、自身の評判をめぐる口論のためにデヴィッド・ギルモアがライナーノーツを外そうとしたと明かしている。

「これはデヴィッド・ギルモアと妻のポリー・サムソンが事実以上に1967年から1985年のピンク・フロイドの作品について自身の評判を求めようとする今も続く活動のごく一部なんだ」とロジャー・ウォーターズは語っている。

先日、デヴィッド・ギルモアはピンク・フロイドの再結成の可能性を否定し、スタジアムでは「絶対に」やりたくないと述べ、今は自由を楽しんでいると語っている。

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