デイヴ・グロールはニルヴァーナの存命中のメンバーで音源を共にレコーディングしたことを明かしている。ただし、その音源は日の目を見ない可能性が高いという。
ハワード・スターンとのインタヴューでデイヴ・グロールはベーシストのクリス・ノヴォゼリックとギタリストのパット・スメアとジャム・セッションをやるために集まることを明かしており、たまに新曲が生まれることもあると語っている。
「クリス・ノヴォゼリックはパイロットなんだ。自分の飛行機を操縦しているんだよ……彼は太平洋岸北西部で暮らしているんだけど、ロサンゼルスに来た時にはいつも会って、一緒にご飯を食べるんだ」
「最後に来てくれた時もご飯を作ったりして、つるんでたんだ。パットもいつも一緒にいて、3人でいるんだよ。一緒にいるのが好きなんだ。楽器があったり、スタジオが使える場合はジャムをやったりするんだよ」
彼は次のように続けている。「昔のニルヴァーナのセットリストを再現したりすることはないけど、ふざけたりしていると、曲が生まれることもあるんだ。そして、スタジオに入った時はいつもレコーディングしているから、クールなものをレコーディングした音源があるんだよ。でも、それで何かをするってわけじゃないんだけどね。もっと友人とのジャムといったもので、正式な大掛かりの再結成というわけじゃないんだ」
カート・コバーンが1994年4月に亡くなって以降、3人はステージ上で何度か再結成を果たしている。2014年4月に行われたロックの殿堂入りの式典ではジョーン・ジェット、キム・ゴードン、セイント・ヴィンセント、ロードらと共演している。
2018年にフー・ファイターズが主催したフェスティバル「カル・ジャム」でも3人はサプライズで再結成を果たしており、ディアー・ティックのジョン・マッコーリーとジョーン・ジェットと共演を果たしている。
最後に行われたジャム・セッションについてハワード・スターンに訊かれたデイヴ・グロールはシンガーを迎えなかったと語っている。
「自分はドラムを演奏しただけで、シンガーはいなかったね」と彼は語っている。「そうやってインストゥルメンタルをレコーディングして遊んでいるというね。すごくカジュアルなものなんだ。世界に聴いてもらわなきゃいけないものをやらないとというプレッシャーもないしね。単に楽しむだけで、すごくクールなんだ」
「3人で部屋に集まって演奏し始めたら、こういう音になるっていうことを思い出させてくれるんだ。昔からこういうサウンドだったんだよね。3人を部屋に集めて音を出させたら、いまだにそうなるんだよ」
先日、カート・コバーンは6束の髪が1万4145ドル(約155万円)で落札されている。
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