Gary Wallis / 4AD

Photo: Gary Wallis / 4AD

4ADはノーザンブリア大学と提携して同レーベルの伝説的なグラフィック・デザイナーであるヴォーン・オリヴァーを讃えた新たな奨学金を立ち上げている。

2019年12月に亡くなったヴォーン・オリヴァーは1979年にノーザンブリア大学を卒業している。4ADでのキャリアを通してヴォーン・オリヴァーはピクシーズの全アルバムをはじめ、ザ・ブリーダーズ、コクトー・ツインズ、ディス・モータル・コイルといったアーティストの作品のアートワークを手掛けている。

ヴォーン・オリヴァー・グラフィック・デザイン奨学金はヴォーン・オリヴァーの妻だったリーと共に9月に立ち上げられる予定となっている。毎年、ヴォーン・オリヴァーの名前を冠した特別講義も予定されている。

3つのグラフィック・デザインの奨学金は「この分野における学生の教育と就職促進を支援して、強化し、拡張する」ために使われる。

奨学金の一つはグラフィック・デザイン科の2年生がキャリアを早く始めるために最終学年への進級させるものとなっている。

他の2つの2500ポンドの奨学金はイングランド北東部に住む学生に渡されるもので、その経歴に関係なくノーザンブリア大学のグラフィック・デザイン科の授業を受けることができる。

ヴォーン・オリヴァーについて『NME』は亡くなった時に次のように述べている。「アーティストが取り上げたテーマやタイトルだけでなく、音楽それ自体のエッセンスを反映させる能力に恵まれている」

「彼のアルバム・ジャケットはダークで無形かつ、時に直感的な4ADのオルタナティヴ・カルチャーの謎めいた、恐ろしく漠然としたアンニュイでカルトな魅力を見事に捉えていた」

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