レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロとブラッディ・ビートルーツはコラボレーションEPからのリード・シングル“Radium Girls”が公開されている。
“Radium Girls”は両者の独特のスタイルを踏襲したものとなっていて、荒々しいエレクトロ風パンクの楽曲となっていて、ヴォーカルはプッシー・ライオットのナディア・トロコンニコワ、ジ・インタラプターズのエイミー・インタラプター、ホワイト・ラングのミッシュ・ウェイ、ザ・ラスト・インターナショナルのデリラ・パスが担当している。
トム・モレロが監督した“Radium Girls”のミュージック・ビデオはこちらから。
ブラッディ・ビートルーツことボブ・リフォは次のように述べている。「“Radium Girls”は2人のパンクスが闘いに赴き、それぞれの武器を選んだんだ」
トム・モレロはこの曲の背景について1910年代と1920年代に3つの北米の時計製造工場で起きた犯罪を基にしたもので、上司の命令で発光性塗料を吸い込んだ女性労働者が亡くなったという。
「子どもの頃、毎年夏はイリノイ州オタワの近くで過ごしていたんだ。絶望的な女性たちが時計を光らせるためにラジウムの塗料を使っていたんだ」
「彼女たちは生産性と利益を上げるために塗料を吸い込んで、骨が文字通り放射線ガンになるんだ。彼女たちは有毒で、鉛の棺に葬られることになったんだ」
「この事件の裁判と報道によって全国的な労働者保護が法制化させることになった。毎年、この声なき英雄の小さなモニュメントに花をたむけているんだ。この曲はその思い出に捧げたものなんだ」
“Radium Girls”はトム・モレロとブラッディ・ビートルーツによる7曲入りのEP『ザ・カタストロフィスト』に収録される。EPはトム・モレロのレーベルであるコマンダンテより6月18日にリリースされる。EPには4月にリリースされたトム・モレロとプッシー・ライオットによる“Weather Strike”のブラッディ・ビートルーツによるリミックスも収録される。
トム・モレロはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとオーディオスレイヴのギタリストとして最も知られており、2018年にソロ・アルバム『ジ・アトラス・アンダーグラウンド』をリリースしている。
トム・モレロは昨年10月にエディ・ヴァン・ヘイレンに捧げたシングル“Secretariat”がリリースされている。
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