ザ・ビートルズが1968年に訪れたことで有名となったインド北部の瞑想の地が、修復されて再び一般公開されて、観光地となっている。
ザ・ビートルズは1968年の3月から4月にかけて、曲作りの計画に関するひらめきを求めてリシュケシュ近くの森にある高尚な瞑想道場を訪れている。そこで高い生産性を発揮し、この期間中に彼らは通称『ホワイト・アルバム』のための48曲を書き上げたと言われている。滞在は指導者のマハリシュ・マヘーラシュ・ヨーギがゲストである女優のミア・ファローに性的関係を迫ったと訴えられたことで短期間のうちに打ち切られてしまうことになった。
この森は長い間、ビートルズ・ファンの巡礼地となっていたが、これまでは草木に覆われた状態だったという。
しかし、今では清掃チームが訪問客のために森をきれいにしてくれているそうだ。
フォレスト・レンジャーのラジェンドラ・ナウティヤル氏は、BBCに次のように語っている。「掃除をして小道に花を飾りました。いくつか庭も作っており、訪問者のためにベンチも用意するつもりです」
「自然の中での散策や、野鳥観察のツアーも紹介しています。また近々カフェと土産物屋を作る計画もあります。ただ、あの場所がもつ素朴さは失わないようにしています」
この森は12月8日に一般公開されている。入場料は約7ポンド(約1290円)となっている。
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