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ザ・ローリング・ストーンズはアーティストへのよりよいストリーミング収入を求めるトム・グレイによる「ブロークン・レコード」に参加している。

4月にはポール・マッカートニー、ケイト・ブッシュ、デーモン・アルバーン、クリス・マーティン、ノエル・ギャラガー、ウルフ・アリスなど、150組を超えるアーティストがボリス・ジョンソン首相にストリーミング経済の改善を求める公開書簡に署名している。

最初の手紙は経済部門の副大臣から「興味深いものの実効性のない返事」があり、失敗に終わっていた。

今回、この活動にザ・ローリング・ストーンズ、トム・ジョーンズ、ビー・ジーズのバリー・ギブ、エミリー・サンデー、アリソン・ゴールドフラップ、パルプのジャーヴィス・コッカー、ザ・クラッシュのジョー・ストラマーの遺産管理団体らが加わっており、ボリス・ジョンソン首相の考えを改めることを求めている。

これによって2005年にボリス・ジョンソン首相が選んだ「無人島に持っていくアルバム」の8組のうち4組が改善を求めたことになる。4組はザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・クラッシュ、ヴァン・モリソンとなる。

「あまりにも長い間、ストリーミングのプラットフォームやレコード・レーベル、インターネット界の大企業は公平な収入を払うことなく、パフォーマーやクリエイターから搾取してきました」と6月7日に首相官邸に送付される公開書簡には記されている。「音楽の価値をあるべきところに、音楽制作者の手に取り戻さなければなりません」

公開書簡には次のように続けられている。「この問題に言及することでミュージシャン、プロデューサー、ソングライターにとってUKを世界でも最高の場所にして、レコーディング・スタジオやセッション現場をもう一度繁栄させ、カルチャーの分野でリードする我々の世界をより強いものとして、音源にとってのマーケットをリスナーやクリエイターにとっても豊かなものにして、新たな世代の才能を発掘することができます」

「新型コロナウイルス後の経済回復を始動させるにあたって、これらの提案を進め、音楽業界を優先のアジェンダにしなければなりません」

公開書簡の全文はこちらから。

https://assets.documentcloud.org/documents/20797699/artist-letter-to-the-pm-4-6c.pdf

政府による調査を受けてアーティストによるプレッシャーはより一層強まっている。デジタル・文化・メディア・スポーツ省は特別委員会で昨年からストリーミングのビジネス・モデルを調査しており、ソングライターやアーティストへの支払いがフェアなものであるかを調査していた。

一方、スポティファイは月額料金を上げることで海賊行為を促進してしまう可能性があると述べている。

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