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ディアハンターのブラッドフォード・コックスが、ステージ上での問題発言でスマッシング・パンプキンズのフロントマンであるビリー・コーガン側と揉めたのを受けて、ディアハンターはスマッシング・パンプキンズの1993年のヒット曲”Today”をカヴァーしている。

両者による論争が起こったのは、先週、ブラッドフォード・コックスが2007年のスマッシング・パンプキンズのツアーをサポートしていた時の逸話をでっち上げた時のことだった。

12月4日のノース・カロライナでのライヴ中に、ブラッドフォード・コックスは、2007年のスマッシング・パンプキンズのツアーの時、バンドのボディガードに、ビリー・コーガンのものと思われるペットボトルから水を飲ませてもらえなかった上、ビリー・コーガンは彼の所属バンドであるディアハンターのことを「くだらない、取るに足らないクソインディ・ロック・バンド」と呼んだとかたっていた。

結局、ブラッドフォード・コックスは、発言を撤回し、公式な謝罪をすることになったが、12月6日のフィラデルフィアでのライヴで、この一連の事件について触れている。

この日のステージでは、ディアハンターは、スマッシング・パンプキンズの”Today”をインストで10分間演奏し、それにブラッドフォード・コックスは意識の流れに沿ったスポークン・ワードを載せている。

「親愛なるビリー・コーガン様。実は僕はあなたのことはよく知らないのです。どうか僕を訴えないで。僕には愛犬がいますが、お金はあまりありません。あなたは自分の正当性の主張のために誰かの犬を飢えさせたりはするような人じゃないですよね」

ブラッドフォード・コックスは、観衆に向かって、「(今回の問題発言シーンを)YouTubeにアップした奴、ふざけんじゃねぇ」と語って、演奏を締めくくっている。

この時の模様はこちらから。

ブラッドフォード・コックスの問題発言を受けて、スマッシング・パンプキンズのマネージャーはその内容を否定しており、彼に対して法的措置に乗り出すとも警告している。発表内容は以下の通り。

「何人もの目撃者がブラッドフォード・コックスの発言は完全にデタラメであると証言できます、注目を浴びたくて仕方がなかったのでしょう。彼の発言に正しい部分がひとつだけあって、それはすべてが記録されているということで、私たちは面会のビデオ録画を持っているのです。この一件は中傷を目的としているため、発言の撤回が明らかにされない限りは立件することもあるかもしれません」

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