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チャーチズのローレン・メイベリーとマーティン・ドハーティはザ・キュアーのロバート・スミスが参加した新曲“How Not To Drown”について振り返り、画期的なコラボレーションの持つ意味について説明している。

ソーシャル・メディアでマーティン・ドハーティは自身のアイドルであるロバート・スミスと仕事をできたことは「音楽人生においても最も誇りに思う瞬間」だったと述べている。

「場所がどこだったかも覚えていないけど、あの時の感覚は覚えているよ。憂鬱で、不安で、孤独で、ずっと1日を乗り越えてライヴをできる心の落ち着きをもたらしてくれるものだけを必要としていてね。なので、会場でも最も隅っこのほうに隠れて、ラップトップで音楽を作っていたんだ」とマーティン・ドハーティは述べている。

「ある日、『ピアノ・ドラム・ティン』という名のデモを作っていたんだ。それが今回の“How Not To Drown”になったんだ。そして、史上最高の音楽的ヒーローとのコラボレーションとなったんだ」

マーティン・ドハーティは人生を通して落ち込みと不安を抱えてきたことを明かして、だからこそ音楽に取り憑かれていたと述べている。

「暮らしていくのに必要なお金も稼げないのに何年も曲を書いてきた。成功なしにね。音楽でキャリアを築くという希望を完全に諦めた時に、友人のキャンベルがイアン・クックともう少しやってみなと説得してくれたんだ。それでローレンと出会って、チャーチズは生まれたんだ」

「この文章を書いているのは今日が音楽人生においても最も誇りに思う瞬間だからなんだ。最悪だと思う時こそ、いいことが起き始めているという教訓だよ。メンタル・ヘルスの問題を完全には克服できてないかもしれないけど、前向きなことのきっかけにもなり得るんだ。人生を変える助けになるかもしれないんだ」

ローレン・メイベリーもソーシャル・メディアで似たような文章を公開しており、マイクを置こうとした時のことを振り返っている。

「この曲の歌詞は消えたいと思った時のことで、唯一バンドを止めたいと思った時のことについてなの。絶体絶命で混乱していて、どうやって戻れるかも分からなかった」

「でも、戻ることができた。だから、みんなにもそう感じた時は元に戻れる方法を見つけてほしい。この曲はそうしたものに襲われた時に何をすべきかを歌っているの」

“How Not To Drown”は8月27日にリリースされる通算4作目のアルバム『スクリーン・ヴァイオレンス』から公開された曲となっている。ほぼ全編がグラスゴーとロサンゼルスでレコーディングされたアルバムは「on screen」、「by screens 」、「through screens」という3つの形態のスクリーン・ヴァイオレンスを掘り下げており、孤独、幻滅、恐怖などといった感情を歌ったものとなる。

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