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イーグルス・オブ・デス・メタルは、先月11月13日パリのライヴ会場で演奏中に89名が殺害された事件以来、初めてバタクラン劇場を訪れた。

バンドのパフォーマンスは、ライヴ会場がフランスの首都を襲った同時多発テロの標的となり、テロリストの襲撃を受けたことにより中断されることになった。

襲撃後のインタヴューでフロントマンのジェス・ヒューズは「バタクラン劇場が再開する時は、自分たちが一番最初に演奏したい」と語っている。

今週の月曜夜にパリで行われたU2のライヴにサプライズ出演を果たしたイーグルス・オブ・デス・メタルは、翌日12月8日火曜日に花とカードを供えるため、バタクラン劇場を訪れている。劇場は、総勢130名の犠牲を出したパリ襲撃事件で命を落とした人のために祈りを捧げる場となっている。

ジェス・ヒューズは途方に暮れた様子で涙を流し、バンドのメンバーに慰められていたという。

その時の模様はこちらから。

バンドは12月7日夜に行われたU2のライヴに出演した後、声明を発表している。

イーグルス・オブ・デス・メタルはアコーホテルズ・アリーナで行われたU2のライヴに出演し、パティ・スミスの“People Have The Power”のカヴァーを共にパフォーマンスした。その後、自身の楽曲“I Love You All The Time”でライヴの最後を締めくくっている。

ジェス・ヒューズはここ数週間にわたるボノとU2のサポートに感謝の声明を発表している。

「11月13日の襲撃事件の後、U2のメンバーが僕たちにしてくれたすべてのことにとても感謝していて、心からありがとうと言いたい」と声明は始まっている。「悪い奴らに休む暇はないってことをU2が思い出させてくれた。だから、ロックン・ロールも休んでなんかいられない。俺たちはもう休んだりなんかしない。俺たちにこんなにも早くパリに戻ってくる機会を与えてくれて、U2のメンバーには感謝してもしきれないくらいだ。そしてロックン・ロールの治癒力をこの素晴らしい都市の多くのnos amis(フランス語で「私たちの友人」)と分かち合うことができたんだ」

「ありがとう、ボノ、エッジ、 ラリー、アダム。ありがとう、素晴らしいマネージメント。ありがとう、フランス。ありがとう、世界中のみんな、君たちは愛や喜びや音楽がどんなときも恐怖や悪に打ち勝てることを証明してくれている。僕たちは懸命に戦っているみんなのために第一線で戦えることを楽しみにしている、2016年からまたツアーを再開するんだ。パリのみんな、2月に会おう」

イーグルス・オブ・デス・メタルが参加した2曲の模様はこちらから。

https://www.youtube.com/watch?v=Wzi_A2cyWu8″

今回の振替公演のいずれのステージでも、U2はテロリストによる襲撃で亡くなった人々に向け、哀悼の意を表し、ライヴ中にはバンドの背後にある大型スクリーンに、犠牲者の名前を青、白、赤で表示している。

ボノは12月6日、観客に向かってこう述べている。「愛する人をパリで失った皆さんと心をひとつにしよう」さらに彼はこう続けている。「サンバーナディーノの皆さん、ベイルート、そしてイスタンブールの皆さんとも心をひとつにしよう。自分たちが信じている神に対して誤った思想を持つ人たちの前に、心をひとつにしよう」

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