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スマッシング・パンプキンズのフロントマンであるビリー・コーガンはバンドにいた若い頃を振り返って、当時は「見た目がよくないと思われていた」と語っている。

スポティファイのポッドキャスト『ベスト・アドバイス』の最新回に出演したビリー・コーガンは自身のエゴや日々のルーティン、競争本能といった様々な話題について語っている。

会話の中でビリー・コーガンは初のスタジオ・アルバムをリリースする前の1990年にスマッシング・パンプキンズのマネージャーから言われたアドバイスを振り返っている。

「マネージャーが言っていたんだ。『女性が好きになる可愛げのある曲を書くんだ。それがすべきことだ。そうすれば成功するよ。ロックとかリフとかはいらない。そういうものは必要ないんだ』ってね」

ビリー・コーガンはそれ以降「たくさんの会話」を重ねたが、「自分のバージョンのほうがいい」と信じる本能を捨てられなかったという。「自分のバージョンがうまくいかなかったら、そうやって暮らしていたかもしれないよね」

ビリー・コーガンはキャリアの初期に容姿で判断されたことについても振り返っているが、今はその独自のスタイルが多くのファンに「影響を与えた」と言われると述べている。

「自分としては笑えるんだけど、恐縮ながら言わせてもらうけどさ。理由はどうあれ、若い頃は見た目がよくないと思われていたんだ」とビリー・コーガンは語っている。

「僕の見た目は成功したバンドのいかなるフォーミュラにも当てはまらなかったからね。話してこなかったけどさ。フォトグラファーは撮影中に僕を後ろのほうにいさせようとするんだ。それで他の人間を僕の前にこさせるんだ。本当なんだ。世も変わったよね」

彼は次のように続けている。「今じゃヴァンパイアの見た目が流行っているんだろ? でも、当時は見た目がよくないと思われていたんだ。それで、みんなに言われたんだ。まるで僕が理解していないみたいにね。『君の見た目はよくないんだよ』ってね。キャリアにとってよくないことみたいにね」

「それで大きな決断を下さなければならなくなったんだ。A. それは自分には問題にならない。そんなに重要ではない。B. 僕は自分自身でしかない。変な奴だろうが、ヴァンパイアだろうが、自分自身でしかない」

「今となってはあれから20数年が経って、いつも僕の見た目がどれだけ影響を与えてくれるかについてみんな語ってくれるようになったんだ」

3月にスマッシング・パンプキンズは1995年発表の『メロンコリーそして終りのない悲しみ』と2000年発表の2部作『マシーナ』の続編となる33曲収録のアルバムのレコーディングを開始している。

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