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アイアン・メイデンのフロントマンであるブルース・ディッキンソンは人工股関節置換手術を昨年受けたことを明かしている。

『ブラバーマウス』によれば、ブルース・ディッキンソンはダウンロード・フェスティバルのカイリー・オルソンに「5.5インチのチタンを脚に打ち込んだ」と語っており、前回のツアーは「非常に痛みがあった」と述べている。

「前回のツアーの直前にアキレス腱も切っていたという事実もあってね。アキレス腱を切ってしまったんだよ。ひどかったね。2年前のことだけどさ。それで元に戻ったんだけど、2〜3ヶ月後にはツアーに出たんだ。ちゃんと歩いたり、走ったりできなくてね。それで、ステージでの動きを変更したんだ。誰も気づかなかったけどね。びっくりしたよ」とブルース・ディッキンソンは説明している。

「それで、すべてのツアーをやったんだ。南アメリカも含めてね。走り回っていたわけだけど、股関節が痛くてね。それで『別の脚で補っているね』と言われたんだ。『ああ、その通りだ』と思ったよ」

数十年にわたってフェンシングをやってきたブルース・ディッキンソンは続けて帰国して、新型コロナウイルスによるロックダウンが住んでいるパリで始まった時に運動やトレーニングを始めたと語っている。

「戻ってきてから真剣にトレーニングを再開させたんだ。フェンシングをやって、試合に出たりしてね。でも、動かなくなってしまってね。すごい痛みになったんだ」

医者に診てもらったところ、ブルース・ディッキンソンは股関節の変形性関節症と診断されている。

「イブプロフェンなんかの依存になってしまってね。それにはすごくイライラしたよ。『これ以上よくなることはあるんですか?』って訊いたら、医師も『ありません』と言われたから、『今は10月だけど、(ルイス・)ハミルトンだってセーフティ・カーが出てきたら、新しいタイヤに履き替えるわけでさ。10月にやってしまおう。来年はツアーに出るからもしれないからね』と言ったんだ。そんなによく分かってなかったけど、永遠の楽観さを持っているからね。これまででも最善の選択だと思うよ」

「だから、今は新しい股関節でもう一度フェンシングをやっているんだ。すごいんだよ。理学療法もやっていて、16歳とか17歳とかからやっていなかった筋トレもやっているんだ。100キロのスクワットもやっていてね。身体にできることはとんでもないよ」

ブルース・ディッキンソンは今夏にスポークン・ワードによるUKツアーを行うことを発表している。ツアーは8月にブライトンでスタートし、「魅力的な逸話や武勇伝の宝庫」と評されている。

公演は2つのパートに分かれており、前半は「ブルース・ディッキンソンならではの個人的な視点からの世界に対するユーモラス、時に皮肉な見解」を語るものになるという。

後半は写真や動画を交えた「アイアン・メイデンに関する数々の逸話」を披露するもので、「要点を説明するのに曲のアカペラを歌う」こともあるとされている。

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